インドの食事マナー
一緒に手で食べれば、インド人も喜びます
インドでは「ジューター」という言葉も覚えておきたい。ジューターというのは、「穢れ」というような意味で、例えば左手もジューターですので、左手を使って物を食べるのはよくありません。全く左手を使わずに食べるのは難しいとしても、あからさまに左手を使って食べることは避けた方が無難です。また「人が口をつけたもの」もジューターで、特別に避ける傾向があります。回し飲み、人の皿にあるものを味見する、食べかけのものをあげる等は控えるようにしましょう。
伝統的には手で食べる習慣のあるインド。最近はスプーンを使うことも多いですが、しばらくインドに滞在すれば必ず、手で食べざるをえないシーンにも遭遇するはず。ポロポロしているバスマティ米やカレーを手ですくって食べることは、最初はちょっと難しいですが、一緒に手で食べればインド人も喜びます。
インド料理にはスパイスが必須!
フェンネルシード
インド料理を語る上で、スパイスは欠かせません。スパイスはヒンディー語でマサラと言い、一品につきたいてい5~8種類くらいをふんだんに使います。肉料理、野菜料理(サブジ)、豆(ダール)のカレーなどで使うスパイスは異なります。スパイスはデトックス、体の余分な熱をとる、体を温める、整腸、発汗、胃酸過多など用途に合わせても使い分けられています。
スーパーや食料品屋に行くと、ミックススパイスもたくさん売られているのに気付くはず。肉料理用、魚料理用、○○(ディッシュの名)用などなど。それらを買ってみるのも、手ごろでいいかもしれません。