インド/インドの観光・世界遺産

インドの食事マナーと食文化を知っておこう!(3ページ目)

インドの食事マナーと食文化について紹介します。ランチタイムの東京のオフィス街のインド料理屋は常に満席で大賑わい。でも食べる機会はある割に知られていないインドの食文化やマナー、タブーな食べ物について学びましょう。

執筆者:冬野 花

インドの食事マナー

一緒に手で食べれば、インド人も喜びます

一緒に手で食べれば、インド人も喜びます

インドでは「ジューター」という言葉も覚えておきたい。ジューターというのは、「穢れ」というような意味で、例えば左手もジューターですので、左手を使って物を食べるのはよくありません。全く左手を使わずに食べるのは難しいとしても、あからさまに左手を使って食べることは避けた方が無難です。また「人が口をつけたもの」もジューターで、特別に避ける傾向があります。回し飲み、人の皿にあるものを味見する、食べかけのものをあげる等は控えるようにしましょう。

伝統的には手で食べる習慣のあるインド。最近はスプーンを使うことも多いですが、しばらくインドに滞在すれば必ず、手で食べざるをえないシーンにも遭遇するはず。ポロポロしているバスマティ米やカレーを手ですくって食べることは、最初はちょっと難しいですが、一緒に手で食べればインド人も喜びます。
 

インド料理にはスパイスが必須!

フェンネルシード

フェンネルシード

インド料理を語る上で、スパイスは欠かせません。スパイスはヒンディー語でマサラと言い、一品につきたいてい5~8種類くらいをふんだんに使います。肉料理、野菜料理(サブジ)、豆(ダール)のカレーなどで使うスパイスは異なります。スパイスはデトックス、体の余分な熱をとる、体を温める、整腸、発汗、胃酸過多など用途に合わせても使い分けられています。

スーパーや食料品屋に行くと、ミックススパイスもたくさん売られているのに気付くはず。肉料理用、魚料理用、○○(ディッシュの名)用などなど。それらを買ってみるのも、手ごろでいいかもしれません。
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