ホームページ作成/テキストの配置・装飾 (HTML,CSS)

文章を縦書きで表示する方法(2ページ目)

ウェブ上での表示は「横書き」が基本です。しかし、Internet Explorerだけではありますが「縦書き」で文章を表示させることもできます。スタイルシートのプロパティ1つを使うだけで、簡単に縦書き表示を作れます。

西村 文宏

西村 文宏

ホームページ作成 ガイド

初心者向けの「わかりやすさ」を重視した解説に定評があるウェブ系テクニカルライター。ウェブの黎明期に趣味で始めた個人サイト製作からその「楽しさ」に魅了され、作成方法に関する様々な情報を発信。企業や団体のウェブサイト製作・解説書籍の執筆なども行っている。

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縦書きで表示させるスタイルシート

文字列を縦書きで表示させるには、スタイルシートで「writing-mode」というプロパティを使い、以下のように記述します。

writing-mode: tb-rl;

writing-modeプロパティに値「tb-rl」を指定すると、そのブロック内だけを縦書きで表示させられます。この「tb-rl」とは、

  • tb : Top to Bottom (上から下)
  • rl : Right to Left (右から左)

という意味です。(縦書きの表記順)
何も指定しなければ「lr-tb」が指定されたことになります。「lr-tb」は、

  • lr : Left to Right (左から右)
  • tb : Top to Bottom (上から下)

という意味です。(横書きの表記順)

このスタイルシート1行だけを用いて冒頭の文章を表示させると、以下のように見えます。(範囲が分かりやすいように枠線を加えています。)

謹賀新年

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

二〇〇九年元日

Internet Explorerで閲覧していれば、上記の枠内は縦書きになっているはずです。

※このwriting-modeプロパティを使った記述を、html要素やbody要素に対して指定しても縦書きにはなりません。div要素やp要素などでボックスを作って、そこに対して指定して下さい。

最後に、冒頭のサンプルのように表示させるソースをまとめてご紹介いたします。

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