指定の入力欄にカーソルを入れる具体的なソース
■HTML部分:
まずは、以下のようなHTMLがあるとします。 入力欄が3つあります。 (input要素による1行入力欄が2つと、textarea要素による複数行入力欄が1つ)
メール: <input type="text" size="30" name="mail"><br>
コメント: <textarea name="comment" cols="30" rows="5"></textarea><br>
このうち、先頭の入力欄(ここでは「お名前」欄)に自動的にカーソルを入れたい場合を考えます。 そこで、「お名前」欄を作っているinput要素にid属性を追加して、以下のように記述します。
メール: <input type="text" size="30" name="mail"><br>
コメント: <textarea name="comment" cols="30" rows="5"></textarea><br>
■JavaScript部分(タイプ1):
指定の入力欄に自動でカーソルを入れるためのJavaScriptは、そのページのbodyタグ内にonload属性を使って以下のようにして記述します。
body要素のonload属性の値として記述したスクリプトは、ページの読込完了後に実行されます。 つまり、ページ読込が完了したと同時に、指定した入力欄にカーソルが入ることになります。
■JavaScript部分(タイプ2):
上記の場合だと、「ページの読込完了後」にスクリプトが実行されるため、ページ全体の読込完了までに時間がかかるような大きなページでは、カーソルが自動で入るまでにも時間がかかってしまいます。 そのような場合は、入力欄(入力フォーム)のHTMLを記述した直後に、次のようにしてスクリプトを記述しておく方法も使えます。
document.getElementById('firstinput').focus();
</script>
上記のように記述すれば、ページ全体の読込完了を待たずに、すぐにカーソルが入ります。
※記述上の注意:
この「タイプ2」の方法で記述する場合は、指定の入力欄を作るinput要素よりも後にスクリプトを記述して下さい。 対象のinput要素よりも前に上記のスクリプトを記述してしまうと、「指定のIDは存在しない」というエラーになってしまいます。
おわりに
今回は、特定の入力欄に自動でカーソルを入れる方法をご紹介いたしました。 メッセージ送信フォームやアンケートフォームなど、アクセス者に何らかの文字を入力してもらう必要があるページなどでご活用下さい。