今回は美しい桜並木が見られる名所の中から、埼玉県幸手市にある権現堂(ごんげんどう)桜堤をご紹介します。川の堤防に長く延びる桜並木の美しさと共に、菜の花の鮮やかな黄色と桜の薄桃色の対比が見られる印象的な名所なのです。
桜に覆われた堤防をゆっくり歩けます
権現堂桜堤の下流側入口。ここからおよそ1kmに渡って続く桜のトンネルを歩くことができます(2002年3月23日撮影) |
権現堂桜堤の桜のトンネル(2003年4月4日撮影) |
桜が初めて植えられたのは大正時代で、桜の名所として賑わいを見せたのですが、第二次世界大戦時の混乱などで桜の木がほとんど伐採されてしまいました。そのため、1949年(昭和24年)から新たに植えられたソメイヨシノが、現在の権現堂桜堤の桜の中心となりました。
権現堂桜堤の上流側にて。毎年再会したくなる、そんな桜並木です(2005年4月10日撮影) |
歩き疲れたかなぁ……と思った時は、桜並木から一段下りてみると、たくさんの屋台が出ているので、ちょっと休憩することもできます。
桜並木を歩いて行くと、上流側の入口ゲートが見えてきます。そのゲートに書かれている文字は「SEE YOU AGAIN」。素敵な桜の風景を見てきた後なので、次の年も再会したくなる気分になってしまいます。