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「入院」から「治療」へ!医療保険の最新トレンド(2ページ目)

病気やケガで入院したときに備える医療保険。年齢や性別に関係なく、誰にとっても備えておきたいものですね。医療保険もさまざまなタイプがありますが、医療技術の進歩や健康保険制度の変更などにあわせて、保険も進化していきます。すでに医療保険に加入している人も、新しい保障内容をチェックして、必要な保障をヴァージョンアップさせましょう。

執筆者:上野 やすみ

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先進医療などの高額なものもカバー

医療が進歩してくると、さまざまな病気も「治る」可能性が高くなってきます。でも、新しい治療には健康保険が適用されないことも多く、その場合には高額な医療費を全額自己負担しなくてはなりません。例えば、ガンに対して副作用も少なく画期的な治療法として近年注目されている「重粒子線治療」では、1件当たりの平均費用が約300万円かかります。

そこで、最近の医療保険では「先進医療の保障」が付いているものが多く発売されています。「先進医療の保障」は、厚生労働大臣が定める先進医療を受けた場合に、技術料相当が保障される特約です。先進医療の技術料は全額自己負担になるため、保障を準備しておくことは大きな支えになります。

あらためて保険を見直してみましょう。

医療保険で医療費の備えをしっかりしておくことは、治療方法の選択肢が広がることにもつながります。まだ加入していない人は、病気になってからでは遅いので、早めに加入を検討してみましょう。すでに加入している人は、自分がほしい保障がきちんとカバーされているかを確認してみましょう。

(1)いつまでの保障が欲しいか(一定期間か終身か)
(2)何日間の保障が欲しいか(1入院あたり60日、120日など)
(3)入院なしの手術にも備えたいか?
(4)女性疾病、ガン、先進医療など、プラスしたい保障は何か?

このようなポイントで欲しい保障を絞り込んでいくと、保険商品の候補も絞られていきます。手厚い保障があれば安心ですが、保険料もその分高くなるので、短期の入院は貯蓄で備え、長期入院などを保険で準備するというのも1つの方法です。
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