中期投資の基本的なとらえ方
中期投資といわれて、ピンと来る人は案外少ないような気がします。短期でもない長期でもない「中期」。なにを持って「中期」というのかもよくわからない部分ですが、「これ」という基準がないのも正直なところ。だから、「中期投資」の位置づけは実はとても宙ぶらりんなものだと思います。
一般的なくくり方として期間があるのですが、それに関して中期がどの程度なのか?を考えてみると、ベースとなるのがその人が持っているもともとの投資スタンスによって全く変わってくるのです。
しかし、長期的な投資を考えている人であれば、短期とは全く時間軸が違ってくるので、半年~1年、場合によっては3年~5年が中期という人もいるでしょう。しかしながら、期間が云々と考えるよりも、おそらくどのタイミングで売るのか?ということを考えている人は中期的な投資を視野に入れている人だと思うのです。
とはいっても、株価を見たときに、「昨日買ってもう上がっているので今日売ります」という人は中期とは言えないのは確かなので、「株価を見ない日がある」かどうかも中期投資家かどうかかの判断基準になるのかもしれません。
ジワジワ動く銘柄を選ぶ
中期投資をするとき、どのような銘柄を選ぶのがベターなのかというと、じわりじわりと株価を上げるような銘柄かと思います。あくまで理想ですが、赤い部分のようにジワジワと上がっていく銘柄が中期投資向け。チャートはマネックス証券より。
一方で、まったく株価も気にならないし、株を持っているのかさえも忘れてしまうようであれば、これは長期投資の領域だと思うのです。見据えているのが10年も20年も先だから今の株価はいくらで…ということに興味がなくなるのです。ということは、この中間に位置するのが「中期投資」ということになります。
では、中期的な銘柄はどうやって選ぶのか?ということですが、方法は2つあります。1つはファンダメンタルから見るもの、もう1つがテクニカル的に見るものです。