お世話になった人へは結婚式後に再度お礼を
主賓や乾杯の発声をしてくれた人へは、後日、改めてお礼を言いましょう。タイミングは結婚式の翌日~3日くらいまでに。結婚式後にすぐに新婚旅行に出かける場合は、新婚旅行から帰ってきてからでも大丈夫です。お世話になった人のところへ出向き、挨拶するのが最もていねいな方法。ですが、なにかと忙しい現代では、わざわざ相手に時間を取ってもらうのも失礼という考え方もあり、お礼状を送るのでも構いません。会社の上司へのお礼は、もちろん対面で。結婚後、最初に顔を合わせた時に言えばよいでしょう。
お礼状を送る場合は封書で、結婚式後3日以内くらいには相手に到着するよう、早めに送りたいものです。文面にはいただいたご祝儀やスピーチに対するお礼のほか、新生活の抱負なども添えるといいでしょう。字に自信がなければパソコンで打っても構いませんが、サインは必ず自筆で。
なお、主賓や乾杯の発声をしてくれた人へは、当日にお車代を渡すのがマナーとされています。
祝電をいただいた人へも忘れず連絡を
意外に忘れがちなのが、祝電をいただいた人へのお礼です。祝電のみで金品などをいただいていなければ、お金などでお礼をする必要はありません。結婚式後になるべく早く(結婚式後3日以内が目安)、手紙や電話などで謝意を伝えるようにしましょう。なお、結婚式に出席してもらった人へは、とくに改めてお礼の電話などをかける必要はありません。しかし、会社の同僚などには結婚式後に最初に顔を合わせたときに、「出席してくれてどうもありがとう」と一言伝えるのが礼儀です。
出席していない人からお祝いをもらったら
結婚式に出席していない人からお祝いをいただいた場合は、お祝い返しを贈ります。お祝いをいただいた時点で手紙や電話でお礼を伝えておき、お祝い返しの品物は結婚式後1カ月以内に手配するのがマナーです。品物の値段の目安は、いただいた金額(品物)の2分の1から3分の1くらい。相手の趣味や嗜好を考慮して、喜んでもらえそうなものを選びます。金額的に妥当なら、結婚式の引出物を多めに発注しておいて贈っても構いません。
品物には紅白の結びきりの熨斗をかけ、表書きは「内祝」または「寿」とし、新しい姓かふたりの名前を連名で入れます。この時、品物だけを贈りっぱなしというのはダメ。お礼の手紙を添えて出すようにしましょう。デパートなどで手配して手紙を一緒に入れられない場合は、別便で手紙を出します。
職場の同僚などグループでひとつの品物をいただいた場合は、いただいた品物の金額を人数分で割り、その半額程度の品物をそれぞれに渡します。けれども、割った金額が小さ過ぎる場合は、「みなさんでどうぞ」と菓子折りなどを渡したり、新婚旅行のおみやげを渡すなどしたほうがいいでしょう。
結婚報告はがきは結婚式後1カ月以内に
結婚報告はがきは結婚式に出席した人へも、結婚式に出席しなかった人にも、送って大丈夫です。送るときは、印刷した文面に自筆で一言書き添えると、好感度もアップ!送るタイミングは結婚式後1カ月以内。結婚式の写真をあしらう人が多いようですが、写真はあってもなくても構いません。また、上司や親戚など年配者向けのものと友人向けのものというように、送る人に合わせてテイストを変えたものを作ってもよいでしょう。なお、晩秋の結婚式なら、年賀状と結婚報告はがきを兼ねてしまっても構いません。