結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

生活が苦しいときのご祝儀(2ページ目)

不況から脱出する兆しが見えない日本。この不景気で結婚式に招待されても、来て行く服やご祝儀に頭を悩ませてしまう人も少なくないよう。そんな不況時代のおよばれ服とご祝儀を考えてみました。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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少額の時はメッセージをつけても

着て行く服と同様、頭を悩ませるのがご祝儀。現在、ご祝儀の相場は1名2万円~3万円と言われていますが、「家計が苦しいからご祝儀まけて!」とも言えないですよね。

不況時代のおよばれ服とご祝儀を考える
家計が苦しいからご祝儀は……?
単に「いま不景気だから」とご祝儀の額を削るのは、「ケチ」「常識がない」と言われても仕方がないと思います。ただし、リストラされて現在無職。しかも、まだ次の職も決まっていない……などという状況であれば、相手との関係にもよりますが、その時にできる限りの額を贈るというのでもいいのかもしれませんね。

たとえば、新郎新婦が気の置けない友人なら、ご祝儀1万円を贈り、「少なくてごめんなさい。再就職したら改めてお祝いさせてね」とメッセージを添えるとか。このとき「実は今無職で……」などと自分の窮状を切々と訴えるのはやめましょう。こんなことを言われたら、招待したほうが「呼ばないほうがよかったかしら」と余計な気を回してしまいますから。あくまでも前向きなメッセージを添えて下さい。

思い切って欠席する

ご祝儀が本当に工面できないという場合、相手との関係にもよりますが、結婚式を欠席するという手もあると思います。

欠席する場合は、ご祝儀は出席した際に包む金額の2分の1から3分の1程度の金額、または相当額のお祝いの品を贈るとよいとされていますので、7000円~1万円程度の品物を贈るということで切り抜けられます。

なお、招待状の返事には「今失職中なので……」などと本当の理由を書く必要はなく、「残念ながら先約があり……」などと、理由はぼかして書くのがマナーです。

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