そもそも二次会って誰のためのもの?
現在の二次会は新郎新婦が主催してみんなを招待するもの
かつては結婚式の二次会といえば、新郎新婦の友人が発起人となり、新郎新婦を祝うために行われていました。ところが、今はそのような二次会かなり少ないようです。
現在の二次会は、新郎新婦が主催者となり、披露宴に招待できなかった友人たちを中心に招いて行う、カジュアルでくだけた雰囲気のパーティという位置づけのものが多いようです。
とはいえ、新郎新婦は結婚式の準備で大忙し。そこで、親しい友人に幹事をお願いし、二次会の計画から当日の進行までを担当してもらっている人が多いようです。友人に幹事をお願いするのは、昔の二次会の名残なんでしょうか。
ともあれ、二次会を行うか行わないかの決定権は新郎新婦にあり、行う場合は新郎新婦が自らそれを決めるわけです。このような経緯からいえば、現在の二次会は新郎新婦を祝うものではなくて、新郎新婦が招待客のために催す披露宴的なもの、といっていいでしょう。
二次会幹事の依頼は誰に? 準備することと段取りは?
二次会の主催者は新郎新婦なのですから、当然、新郎新婦が先頭に立って計画すればいいわけですが、忙しくもあるし、そこは慣例(?)に従って、幹事を誰かにお願いするとしましょう。そこで悩むのが、誰に幹事を依頼するかということです。幹事役には、大量の仕事量が見込まれます。以下にざっとあげてみましょう。
二次会の幹事さんのやることは多い |
●招待客に招待状を出し、出欠を確認する
●プログラムの進行および演出を決める
●会場側との打ち合わせ
●演出のための小道具などの買い出し
●演出のための準備
●リハーサル
●当日の進行
ふう。すごい量ですよね。結婚式の二次会の計画&進行を有料で請け負う代行サービスだってあるくらいですからね。
二次会の幹事はこうした大変な作業を、新郎新婦のために無償でやらなくてはなりません。つまり、よほど新郎新婦と親しい人でなければ、おいそれとは頼めないといえるでしょう。
さらに、準備にはある程度の時間も必要となりますので、毎日深夜まで残業、土日曜も出勤は当たり前!なんていう人はあまり向かないと思います。そして、欲を言えば、物事の企画をするのが好き、みんなでワイワイ集まって騒ぐのが好き、といったような人が向いているような気がします。
幹事は1人にリーダー役を務めてもらい(それが前述のような人)、それ以外にも2~3名お願いし、リーダー幹事をサポートしてもらうようにするといいと思います。幹事役があまり多すぎると、「船頭多くして船山に登る」状態になってしまいますので気をつけて。
また、できれば、新郎側と新婦側とで人を出したほうが、お互いの出席者の雰囲気や意向なども伝わりやすいでしょう。
なお、依頼は二次会の3~4カ月前にはしたいものです。
次ページでは幹事さんにどこまで任せるのかについて考えてみます