結婚式の費用分担を考えるときに念頭に置いておきたいのは、「これが決まり」というものはないということです。両家で納得しているのであれば、どのように負担しようとそれは自由です。
大事なのは「両家で納得」ということ。納得がいかないから、揉めごとに発展するわけで……。そこで、一般的にはどのように負担することが多いのかが、ひとつの目安になってくるわけです。
多いのは両家で折半というケース
費用は両家で折半が一般的 |
両家で招待客数が異なる場合は、招待客数の頭割りで負担することが多いようです。たとえば、100名の結婚式で、新郎側の招待客が60名、新婦側の招待客が40名だった場合、結婚式の費用も6対4で負担するということです。
自分にかかる費用は自分持ち
結婚式では、新郎と新婦でかかる費用に大きく差が出る項目があります。それは衣裳とヘアメイクの料金。一般的に、衣裳とヘアメイク料金は花嫁のほうがかかります。そこで、衣裳やヘアメイク代などは、自分にかかった費用を新郎新婦でそれぞれ負担し、残りの金額を両家で折半、あるいは頭割りにするという方法をとるケースも多いようです。
さらに、細かく計算する場合、料理や飲物、引出物、ペーパーアイテムなど、招待客1名分の料金がでるものは、それぞれの招待客数分を負担し、挙式料や会場費、音響照明費などは折半にするという方法をとるケースもあるようです。
男性のほうが多く出す?
男性側がすべて結婚式の費用を負担したり、男性のほうが多めに支払うというケースもあります。この場合、女性に「お嫁さんに来てもらうのだから」という考えが根底にあるようです。地方によっては、あまり深い意味はなく、「男性側のほうが多く支払う」のが慣習となっているところもあるよう。「多めに払ってもらえてラッキー!」と思うのならそれもよし。女性として抵抗があるのなら、やんわりと「かかった分はお支払いします」と申し出てもよいのではないかと思います。