ジューンブライドに冷たい?結婚情報誌
6月は各メディアで結婚式特集が花盛り!
といっても、一年中結婚特集である『ゼクシィ』(当たり前だ!)では、6月だからといって「ジューンブライド」特集を組むわけではありません。むしろジューンブライドのジュの字も出てこないと言ってもいいくらい。完璧なまでのスルー。
実は6月は婚姻件数が少ない月
それはなぜか。実は6月は結婚式シーズンではないからです。厚生労働省の人口動態調査より平成19年の月別婚姻件数を見てみましょう。最も多いのは11月の82,236件。一方、最も少ないのは8月の45,975件となっています。11月は気候もいいし、結婚式を行うにはうってつけ。最高気温35度を超す日も珍しくない8月は、さすがに結婚する気にもならないというところでしょうか。
さて、肝心の6月はといいますと、54,377件。これは8月、9月、1月に次いで低い件数なのです。この数字だけ見ても、6月はお世辞にも結婚式シーズンとは言えないようです。
平成18年と19年の月別婚姻件数(厚生労働省・人口動態調査より)。6月の婚姻件数は実は少ない |
なぜ6月に結婚式が少ないのか。それは気候のせいといえるでしょう。6月といえば梅雨真っ盛り。雨がしとしと降る中を招待客にきてもらうのは悪いし、せっかくの結婚式、晴れた空の下で行いたいというのはやはり人情というものでしょう。
ますます肩身が狭くなる6月の結婚式
しかも、最近の結婚式の傾向は、6月の結婚式にとっては、ますます不利に働いてしまうようです。かつては結婚式が行われるのはホテルや結婚式場の宴会場がほとんど。昔の宴会場は窓がないところが多く、いったん会場内に入ってしまえば、雨もそれほど気になりませんでした。ところが、最近は窓があったり、庭がついている宴会場が大はやり。せっかく開放的な会場を用意したのに、窓から見える景色がどんよりとしていたり、庭でのデザートビュッフェなどができなかったりでは、楽しみは半減してしまいます。
また、挙式でも雨が降ると、チャペル式は外でのフラワーシャワーができなかったり、神前式は参進が中止になったりと、絶好の記念撮影シーンもカットされることになり、つまらないことこの上ない。
こうした状況もあり、6月の結婚式は少ないといえるのではないでしょうか。
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