そんな海鮮鍋の中から、全国的に知名度の高い【石狩鍋】と、地元っ子が愛して止まない鍋壊し=【カジカ鍋】をご紹介しましょう。
■□■味噌とサケが絶妙な石狩鍋

この石狩鍋を最初にメニューとして出したのが、石狩市にあるサケ料理専門店【金大亭】。明治13年創業の老舗です。金大亭では味の要になる味噌は、甘めにつくった特製味噌を使用しています。切り身はもちろん、頭やアラまで加えるのがポイント。豆腐、糸こんにゃく、春菊、ネギ、玉ネギなど、ほかの具材もたっぷり入ります。白菜ではなく、キャベツを入れて甘味を出している点も、おいしさの秘訣なのだそう。そして、最後にさっとふりかける山椒の香りもたまりません。
ちゃんちゃん焼きでも知られるように、サケと味噌の相性は抜群。脂ののった生サケのいいダシが味噌と相俟って、コクのあるおいしさに。お腹はいっぱいでも、お汁だけは飲み干したい味わいです。
金大亭では江戸時代の製法で約8カ月かけてつくる「寒塩引」、イクラ醤油漬け、氷頭(鼻の軟骨)なます、ルイベ(刺身)、メフン(血合い)の塩辛など、サケづくしのコースで石狩鍋を提供しています。北海道では数少ない明治建築のお店でいただく伝統料理は、それだけで味わい深いもの。ぜひお試しください。
●住所:石狩市新町1 TEL:0133・62・3011 交通:中央バス札幌ターミナルから石狩行き終点下車、徒歩3分 営業時間:11時~19時 料金:サケコース3000円~(要予約)
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