嫁と姑はしょせんわかりあえないもの!?
嫁と姑で仲良くやっていますよ、というケース、世の中にはたくさんあると思います。でも、私はあえて言いたい! 嫁と姑はしょせんはわかりあえない存在である、ということを。初めて彼の実家へ。緊張する一瞬 |
嫁にとっても、姑はやはり目の上のたんこぶ。彼が母親べったりでなければ、それほど気にならないかもしれませんが、彼がものすごく母親思いだったり、姑がものすごく息子をかわいがっている場合などは、なんだか疎外感を感じ、やはり面白くない気持ちがムクムクと湧いてきてしまうはずです。
そう、嫁と姑はひとりの男をはさんで対立しあう関係。まずは、そこのところをしっかり認識したうえで、姑との関係を築くことが大切ではないかと、私は思うのであります。もちろん、姑と張りあってケンカしなさい、といっているわけではありません。私が言いたいのは、「ビジネスの世界で磨かれたこのコミュニケーション能力で、素晴らしい嫁姑関係を築いてみせるわっ!」などという考えは最初から持たないほうがいいということ。
最初から甘い幻想(=姑と仲よくなる)を抱いていると、うまくいかなかった時のショックが大きく、必要以上に姑を嫌いになってしまう可能性があります。最初から「ほどほどに付き合っていこう」という考えであれば、少しくらい関係がつまづいても「まあ、こんなもんか。嫁と姑だし」と思うことができるわけです。高い目標を設定せず、そこそこのところで妥協して、今後の方向性を探る。これが嫁姑関係をスマートに築いていく秘訣なのではないかと、私は思っています。
彼の母親評は話半分に聞いておこう
実家に挨拶に行く前に、どんなお母さんなのか、彼から情報を仕入れることはとても大切なこと。年齢、出身地、食べ物の好み、趣味などはもちろんのこと、現在ハマっていることなんていうのもリサーチしておくといいかも。彼ママが韓流ファンなのであれば、ヨン様映画のひとつもチェックしておくのも、ひとつの方法ですよね。とはいうものの、彼の母親評はあまり鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。子どもから見た親というのは、やはりある種のフィルターがかかってしまい、客観的な評価でなくなってしまうことが多いようです。とくに、早い時期から実家を出て、母親と一緒に暮らしていたのは高校生くらいまでなんていう彼の場合、その頃の印象でしか母親を捕らえていないのですから、あまりあてにはならないような気がします。
彼ママの情報については、客観的なもののみをインプットし、「うちの母親、けっこう気さくな人だよ」なんていう、彼が語る人物評は話半分に聞いておいたほうが無難です。
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