いつの時代も愛される四つ葉のクローバー
結婚式の装飾を考える時、なにかひとつのモチーフを選んでペーパーアイテムや会場装飾、装花、衣装やアクセサリー、ウェディングケーキなどにさりげなくあしらうと、結婚式全体に統一感が生まれます。そんな時に好んで選ばれるのが、ハートや羽根、天使、キューピッド、バラなど。どれも幸せをイメージさせるものですよね。でも、みんながこぞって使っているのでありきたり感があるのと、ハートやキューピッドなどはやや子供っぽくなりがちなのが難点。そこで、注目されるのが新しい幸せモチーフです。爽やかな四つ葉のクローバーはアレンジ次第で大人っぽくなる |
四つ葉のクローバーのモチーフを招待状や席札などにあしらってもいいし、ウェディングケーキを四つ葉のクローバーの形に作るのも面白い。四つ葉でなくても生のクローバーを装花にアレンジするのも素敵です。また、こちらも四つ葉ではありませんが、ミキモトにはクラスプにクローバーのモチーフをあしらったパールネックレスとイヤリングのセット「Blue for You」(50万9250円)があります。ネックレスにはアクアマリンをハートシェイプにカットしたチャームが付けられていて、サムシング・ブルーの伝説にもちなんでいるという、幸せ感倍増の逸品。結婚の記念に思い切って自分で購入、あるいは彼におねだりというのもいいかも。
悲しい伝説を秘めた愛のモチーフ、忘れな草
クローバーと同じ、植物つながりでいくと、ヨーロッパで愛のモチーフとして知られているのが忘れな草です。忘れな草は「真実の愛」を象徴する花。とはいうものの、恋人のために川辺の花をとろうとして誤って川に転落した青年が、「私を忘れないで」といいながら、その花を恋人に投げて川に沈んでいったという悲しい伝説があるので、結婚式にはちょっと微妙なところでしょうか。また、オレンジの花(オレンジブラッサム)は、ギリシア神話ではゼウスがヘラとの結婚の際にオレンジを贈ったという話があり、ヨーロッパでは結婚の時に花嫁がオレンジの花を頭に飾る習慣があったそう。繁栄と多産のシンボルでもあり、花言葉は「花嫁の喜び」。まさに結婚式にはふさわしいモチーフといえるでしょう。ちなみに、オレンジの花は白く清らかで、とても甘い香りがします。
オレンジブロッサムを花飾りにして花嫁の頭へ。ただ、オレンジの開花時期は非常に短いため、花嫁の花飾りとしてはロウワックスで作った造花が使われることが多いようです。これからの季節、ガーデンウェディングを計画している花嫁は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。
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