同行者費用は負担する?しない?
かつての海外挙式はふたりだけでひっそりと、という傾向がありましたが、最近では海外挙式を行った人の実に7割が同行者を伴っています。ちなみに、同行者の平均人数は8.3人となっています。同行者を募る時、問題となるのはその費用です。複数人数ともなると、さすがに全額を新郎新婦が負担するというのは難しいと言わざるを得ません。ゼクシィの調査でも、すべてを負担したという人は約1割に過ぎず、一部負担が3割、まったく負担しなかったという人が6割という結果になっています。ちなみに、負担金額は平均で57万3000円。
負担しない場合は、ご祝儀は辞退する
海外挙式同行者の費用負担についてはさまざまな考え方がありますが、個人的には、わざわざ海外にまでふたりを祝福するために来てくれたのですから、費用の一部くらいは負担するのが礼儀なのではないかなと考えます。また、負担できない場合でも、現地で挙式後に簡単なパーティなどを開き、おいしい食事でもてなすといった心遣いは必要でしょう。なお、ご祝儀は辞退するのがベターだと思います。帰国後には、挙式に列席していただいたことへの感謝の気持ちを綴ったお礼状を出すこともお忘れなく。
なお、費用負担については、海外挙式への同行を打診する際に、はっきりと言っておきましょう。あいまいにぼかしておくと、トラブルのもとにもなります。
「●月●日にハワイで海外挙式をすることになりました。もしご都合がつけば、ご同行いただけないでしょうか。ただ、大変申し訳ないのですが、こちらの経済的な事情でご費用は負担できないのです。費用は飛行機代と宿泊料代でだいたい10万円くらいになるのですけれど……。日程やご費用の面なども含めて、ご検討をいただければ幸いです。ハワイ旅行を兼ねて、お気軽な気持ちで挙式に列席していただければうれしいです」といった感じで、切り出してみてはいかがでしょうか。