ジミ婚は本当にカッコいいのか

ちょっと前に「ジミ婚」という言葉がマスコミにもてはやされたことがありました。あまりお金をかけず、ジミに行う結婚のことをいうわけですが、究極のジミ婚が結婚式を行わず、婚姻届を出すだけの結婚。小泉今日子&永瀬正敏、山口智子&唐沢寿明など、当時人気のあったスターカップルがこぞってこの究極ジミ婚スタイルで結婚したのも、ジミ婚人気に拍車をかけたようです。最近でも、ちょっとしゃれた芸能人カップルは結婚式を行わないケースが多いようで、ジミ婚=おしゃれという意識を持っている人も少なからずいるよう。

でも、それってどうかな?と私は思わざるを得ません。結婚式を行わず、婚姻届だけを出すのって、極端に言ってしまえば、ふたりの結婚について、お世話になっている周囲の方々へはなんの報告もせず、国だけに報告するってことですよ。これ、本末転倒じゃありません? ここで国の戸籍制度について云々するつもりはありませんが、個人的には、国はさておいて、周囲のお世話になっている人に結婚を報告するほうが大切だろうと思うわけです。周囲の方々への挨拶も満足にしない、できないことが果たしてカッコよくて、おしゃれなことなのか? んなわきゃありませんよね。

結婚式をしないと延々と挨拶回りが続く!?

もちろん「結婚式はしないけれど、周囲の方々へは結婚の報告をちゃんとするし、礼も尽くすつもり」というカップルも大勢いらっしゃると思います。それであれば、確かに問題はないでしょう。私も小姑のようにやいのやいのと口をはさむつもりは毛頭ございません。

でも、お世話になった方一人ひとりに挨拶して回るのって、けっこう大変じゃありません? 結婚の報告ですから、やはりふたり揃って挨拶に行くのが基本。親戚、友人、仕事仲間etc.……、みんなにアポイントを取り、出向いていくわけです。しかも、自分の関係者だけではなく、相手の関係者もいるわけですから、かなりの数に上ります。結婚後、半年は休日が潰れることは間違いなしですね。

しかし、結婚式を行えば、そんな大変な挨拶回りも必要ありません。お世話になった方々に集まっていただき、いっぺんに結婚を報告できてしまうわけですから。「お世話になった人にわざわざ来てもらうなんて、失礼なんじゃないの」と、天の邪鬼な人から言われそうですが、まあそこはお祝いごと。呼びつける非礼はおわびしつつ、結婚式で心を込めて存分におもてなしすれば、問題はないと思います。