ウェディング・シンガー |
アメリカにはウェディング・シンガーという職業があって、ちゃんと確立されているんだなあ……と、へんなところに感心してしまった作品です。日本じゃあ結婚式専門の歌手って、さすがにいませんよね。それに、結婚式にシンガーを入れたり、楽器演奏や生バンドなんかを入れるのも、最近でこそ増えてきていますが、まだ数は少ないですし。
というわけで、この映画はしがないウェディング・シンガー(アダム・サンドラー)と、レストランの新人ウエイトレス(ドリュー・バリモア)の恋の物語です。ここに出てくる披露パーティはなんとなく安っぽい感じがしてしまうのだけれど、音楽で盛り上げるパーティをしようとしている人には参考になるかも。
音楽という観点から見れば、80年代のポップスが満載。マドンナの「ホリディ」、ビリー・ホリディの「ホワイト・ウェディング」、カルチャー・クラブの「君は完璧さ」などなど、80年代に青春時代を過ごした者(それって私のこと!?)にとってはけっこう胸キュンだったりします。
個人的にはアダム・サンドラーがどうしても格好良く見えないのですが、まあ、ドリューがキュートなんで許してやるか。ドリューの胸元強調ドレスは、バストに自信のある人向けですな。
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ゴッドファーザー |
印象的な結婚式のシーンがある映画といわれて私が真っ先に思い出すのがこれ。
この映画にはふたつの結婚式が出てきます。ひとつは、マフィアのボス、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷で行われる娘コニーの結婚式。屋敷の大庭園を使ってのウェディングでは、老若男女が歌って、踊って、ワイン(サングリア?)をがぶ飲み。最後に3段重ねのどでかいウエディンク・ケーキが出てきて、コルレオーネと嫁ぐ娘がラストダンス。いや~、ガーデン・ウェディングってこうでなくっちゃねってな感じの結婚式です。
もうひとつは、コルレオーネの息子であるマイケル(アル・パチーノ)の結婚式。マイケルは父のために殺人を犯し、ほとぼりが冷めるまでシシリーに身を隠すのですが、そこで結婚式を行います。シシリーの田舎の教会から出てきたふたりは、フラワーガールに先導されて埃りっぽい道を歩き、村の広場へ。そこで、参列者にドラジェを配り、ふたりでファーストダンス。コニーの結婚式に比べるとなんとも質素ですが、こちらもなかなか味があります。
それにしてもアル・パチーノの若いこと! ストーリーも面白く、今見てもまったくその魅力は色褪せていません。
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