終身保険の一種
アカウント型の保障のほとんどを定期保険が占めているのに対して、こちらは終身保険、すなわち、契約当初から一生涯の保障を確保する終身保険です。
一般の終身保険と異なるところは
一定期間ごとに、市場金利に応じて積立利率が見直されて「保険金」と「解約返戻金」が増えます。
増えるということは減ることもあるかというと、契約時に定めた最低利率は確保してくれます。すなわち、減ることはないということです。
解約返戻金と保険金額が増える?!
通常の(定額型の)終身保険は解約返戻金が、契約時に約束されていますが、積立利率変動型終身保険は、保険金額も、解約返戻金も増える可能性があるということです。同じような保険に変額終身保険(こちらは今殆ど販売されていません)がありますが、こちらは、保険金額は保証されていますが、解約返戻金は運用リスクにより損失、すなわち減るリスクがあります。(その分保険料が安く設定されていました)
設計書には注意を
この保険の設計書には、必ず、最低利率の場合と、ある程度利率が上がった場合の2パターンもしくは、かなり利率が上がった場合の3パターンが掲載されています。終身保険を貯蓄として考えた場合、契約時に約束された最低の積立利率における、解約返戻金を把握しておきましょう。外貨建ての商品もあります
またこの保険は、保険会社によっては、低解約返戻金型の商品があります。こちらは払込満了までは、解約返戻金が少なく設定されていますが、払込満了後の解約の返戻率が高く設定されていまので検討に値するでしょう。ドル建てや、ユーロ建ての商品もありますので、こちらを利用することで通貨分散も可能です。