カメラ&ビデオ業者にも持ち込み料が必要?
持ち込みといえば、衣裳や引出物がほとんどでしたが、最近ではカメラやビデオの業者を持ち込む人も増えてきました。したがって、会場側でもカメラやビデオに対して持ち込み料を取るケースが増えてきているようです。
もちろん、招待客がカメラやビデオで撮影するのはノープロブレム。問題となるのはプロの業者の場合です。このあたりをついて、プロの業者なのに「友人です」などと偽って、持ち込み料を浮かそうとする人もいるらしいのですが、敵もさるもの、「友人でいらっしゃるのなら、招待客として1名分のお席をご用意下さい」と対応するところも少なくありません。
こういう場合は、持ち込み料と1名分の料理&飲物代金のどちらが安く上がるか考えればいいわけですが、会場の収容人数の関係で泣く泣く招待客数を削っている場合などはそうもいきませんよね……。
なお、会場のなかには、持ち込み料10万円などというびっくりするような料金を提示するところもあります。10万円の持ち込み料を払うくらいだったたら、会場にお願いしたほうがやはり安くつくわけで、これって実質持ち込み禁止ってことですよね。だったら堂々と「持ち込み禁止!」と言ったほうが潔いのでは?と思うのは、私だけでしょうか……。
ヘアメイクって持ち込みできるの?
ビデオ&カメラと並び、要求が増えているのがヘアメイクの持ち込み。会場専属の美容師さんではなく、自分で選んだお気に入りの美容師さんにヘアメイクを担当して欲しい、という人がここ数年で増えてきているようなのです。
でも、果たしてそんなことができるのでしょうか? これも会場によって対応は異なり、まったくNGというところもあれば、条件付きでOKというところとあります。条件付きOKの場合の条件とは、別室を用意して(費用はもちろん新郎新婦側が負担)、そこで準備をするというもの。つまり、会場内の美容室は使用できないということです。一般的に、会場内の美容室というのはテナントですから、そのテナントを利用しないのであれば、美容室も利用できないというのは、まあ、当然の話なのですけれど……。
さて、外部のヘアメイクさんをお願いし、別室で支度をする場合、部屋の位置や広さ、備品、採光などは入念にチェックしておく必要があります。部屋は当然のことながら、挙式場やパンケットへ行きやすいところがベスト。ウエディングドレスを来て、長~い廊下を延々と歩くのは大変ですし、お色直しをするにもひと苦労です。また、その部屋の中で着替えをするわけですから、十分な広さがあること、また、全身がきれいに映る鏡があることも必要です。さらに、ヘアメイクがしやすいよう採光が十分かどうかも確認してください。