結婚指輪がサムシングボロー!?
実はこの間、結婚間近の友人A子からこんな相談を受けました。
「彼が結婚しても結婚指輪はしない、って言うのよ。まっ、それはいいんだけど、だから結婚指輪ももったいないからいらないって言い出して…。でも、挙式の時に指輪の交換があるでしょ。その時に指輪がないと困るじゃない?って聞いたら、どこかから借りられないかな~、ですって。借り物の結婚指輪で愛を誓うなんて、や~よね~」
このように考える男性、意外にいらっしゃるんですよね。で、彼が言うようにどこか指輪を貸してくれるところがあるか、ということですが、残念ながらレンタル結婚指輪はありません(たぶん)。
どうしても結婚指輪を購入したくないという人は、親戚や友人の既婚男性に借りるというケースが多いよう。また、結婚式場に勤める男性からは、「新郎から結婚指輪を貸してくれと言われ、貸したことがある」という話を聞いたこともあります。
ただ、A子のように、借り物の結婚指輪で愛を誓うのはいかがなものか!?と思うのも当然のことで…。新郎が強引に借り物の指輪での挙式を決めてしまい、憤懣やる方ない新婦に対しては、私は「ウエディングボローですよ」と言って、気持ちを静めてあげることにしています。
ちなみに、ウエディングボローとはウエディングフォーのひとつ。結婚をする時に、青いもの(サムシングブルー)、新しいもの(サムシングニュー)、古いもの(サムシングオールド)、人から借りたもの(サムシングボロー)の4つを身に付けると幸せになれるという欧米のおまじないです。日本ではサムシングブルーばかりが、なぜか強調される傾向にありますが…。
彼と彼女で違うデザインの結婚指輪
とはいえ、やはり借り物の指輪で済ませるという人は少数派。実際は彼女に説得されて、指輪を購入するケースが多いようです。
結婚指輪というと男女ペアでと考える人が多いようですが、べつにペアでなくても構わないのです。ですから、結婚指輪は結婚式の時だけという男性なら、一番安い指輪を購入するというのでもよいのではないでしょうか? 彼の指輪で浮いた分はちゃっかり彼女へ。ダイヤモンドが入ったちょっぴりゴージャスな指輪を買っちゃったりしてネ♪
結婚指輪はするという男性でも、ビジネスのシーンでは派手なデザインの指輪は向きませんから、男性はシンプルなタイプ、女性は貴石をあしらったしゃれたデザインのものにするというカップルも、最近は増えてきています。
ちなみに、結婚指輪のお値段の相場は、ふたりあわせて平均12万7000円となっています(リクルートゼクシィ結婚トレンド調査2001・首都圏)。