【ケース1】「君の好きにしていいよ」は優しさじゃない
A子さんはA男さんのやさしいところが気に入って結婚を決意。結婚式の準備でもA男さんは優しさを発揮して、A子さんに「なんでも君の好きにしていいよ」と言ってあります。A子さんも「なんて優しい人なんだろう」と感激し、喜々として結婚式の準備を進めていました。
しかし、結婚式の準備を進めるうちに、ひとりでは決めかねて、いろいろと相談したいことも出てきます。
「ねえ、結婚式のお料理なんだけど、1万円のと1万2000円のと、どっちがいいかしら?」
「きみの好きにしていいよ」
「引き出物なんだけど、洋食器のセットがいいかしら? でも、ちょっと無難すぎるかなあ? こっちのガラス器セットはどう?」
「きみの好きにしていいよ」
「司会者はやっぱりプロがいいかしら? それとも、友人に頼む? ほら、私のお友達にアナウンス部にいた子がいたじゃない。彼女なんてどうかしら?」
「きみの好きにしていいよ」
こうしたやりとりがしばらく続き、A子さんはとうとうキレてしまいました。「きみの好きにしていいよって、単に無責任なだけじゃない! もっときちんと相談に乗って!」
そうなんです。男性の「好きにしていいよ」って言葉はけっこうクセモノ。たた単に考えるのが面倒くさい、かかわり合うのがいや、という理由でこういうセリフを吐いていることも。
【男性へのアドバイス】
彼女のやりたいようにやらせてあげる、というのは別に悪いことではありませんが、相談にはちゃんと乗ってあげましょう。相談を持ちかけられたときに、きちんと対応できるかどうかで、男の株もぐっと上がるというものですよ。それに、話を聞くだけで、彼女が機嫌良く結婚式の準備に励んでくれるなら、それはそれであなたにとってもメリット大なのでは?