煮汁をいっぱいに含んだ春雨は箸が止まらないおいしさ!
先ほど、煮物のスープをご飯にかけて食べることをおすすめしたが、タイのようにおかずとご飯を一皿にまとめ、混ぜながら食べる、ワンプレートごはんが定着している文化圏では、おかずの汁の美味しさにいつも驚かされる。お次に紹介するのは、そんな「汁」を上手く利用した、カニやエビを春雨といっしょに蒸し煮にした料理。カニだったら「プー・オップ・ウンセン」。エビなら「クン・オップ・ウンセン」だ。
カニやエビの旨みにしょうが、ニンニク、コリアンダーの香り、オイスターソースなどの調味料の味が、春雨にぎゅっとしみこんだこの料理は、食べてすぐにはそのおいしさが感じられない。が、食べ進むごとに箸を伸ばす速度が速まる、そんな不思議な料理である。
わたしは普段の食事や友人を招いたときにこの料理をよく作るのだが、これがなかなかの評判で(自分でいうのも何なのだが;失礼!)、ありがたいことに、皆さん後をひくおいしさだと言って、たくさん食べてくださる。子供も大人も好きなかたが多いようだ。
個人的には、味ではカニ、食べやすさではエビという位置づけをしており、時と場合によってどちらを注文するのかを決めている。結構お腹にたまる料理なので、そのあたりも考慮してオーダーしたい料理である。
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さて、お次は・・・