奥行きのある味わいが後を引く
メングヴィ村の心温まる家庭料理の味を再現!

店内
センスのよいバリの家具で統一された店内は、薄暗くてまるで隠れ家のよう。
バリのヤギ料理を紹介するまえに、まずはヤギ料理を食べられるおすすめのお店の紹介から。
新宿から電車でわずか数分にもかかわらず、庶民的な雰囲気が漂う幡ヶ谷。この地に2004年6月、駅から4分ほど歩いたところに、バリ料理店「GAJAHガジャ」がオープンした。オープンから2年。故郷の味を懐かしむバリ人をはじめ、バリ好きの日本人の間でその評判は広がり、じわじわと人気を高めてきた。

ガジャは、幡ヶ谷駅のメインストリート、商店街から一歩は入った場所にある看板が目立たない店にもかかわらず、日々客が絶えない。そんなカジャの魅力とはいったい何だろうか。それは、素朴なバリの味と異国情緒を楽しめるちょっとアヤしい店内の雰囲気にあるように思う。



豚のミミとジャックフルーツなどを香り高いハーブなどで和えた「ラワール」。
バリ人もこれを目当てにやってくる人気料理。

料理は、バリのメングヴィ村の伝統的な家庭料理を中心にラインナップ。メングヴィ出身の料理人はとある理由で今年の5月にやめてしまったのだが、それまでは、バリで食堂をやっていた、彼のおばあさんとお母さんの村直伝の味をこの店で再現していた。料理人がやめたいまは、オープン当時から一緒にキッチンに入って作っていたオーナーがその味をしっかりと引き継いでいる。

麺料理
キャンドルナッツというバリのナッツをふんだんに使った鳥そば「ミー・アヤム」
この店の特筆すべきところは、なんといっても、日本どころかバリ島の中心地でもあまり見かけない、メングヴィ村に伝わるきのこ料理、ラワール(豚のミミの和え物)、レンダンという牛肉の煮込み、麺料理などのレアな料理があるところだろう。

それに加え、定番料理の素晴らしさ。どの料理も手間を惜しまずに作られているのがわかる深い味わいばかりで、ひとくち口に含むと、これはいったいなにが入っているのだろう・・・と、ひと口またもうひと口と、口に運ぶ手が止まらなくなる。その美味しさを探るべく、オーナーに材料を聞いてみたところ、ひとつの料理にはどれも10種類以上のスパイスやハーブが入っているとか。やっぱりね。これには納得。日本人のみならず、バリ人に愛される秘密はこんなところにもあるのだ。

さてさて、次はついにおまちかねのヤギ料理が登場!