知る人ぞ知る!
大きく写っているのがサーロイン(正確に言うとリブロース)の部分。奥にあるのがフィレ肉。 |
シェフの大塚さんと、サーヴィスを務める森地さんは、新橋の「あら皮」出身ゆえに、「あら皮」同様、特注の炉窯で焼くスタイルをとっています。しかし、使用する肉は全くの別です。「あら皮」が但馬三田牛限定で仕入れるのに対し、こちらは銘柄には一切こだわらず、実際に目で見て最も質の良いものを仕入れるスタイル。しかも、フィレでもサーロインでも、提供される部分がぐっと限定されています。味はもちろん、「かたちが悪い」だけで提供されない部分もあるのです。これもすべては、「どのお客様にも最高の部分を味わっていただきたいから」。炉窯を2つ用意している点も、肉と魚の香りを混合させないためであると思いますし、料理を深く追求しているなぁとつくづく感じますね。「あら皮」との決定的な違いは、お客の要望を最大限に受け入れること。いってみれば、「あら皮」は「守っていく料理」。「ドン・ナチュール」は「創っていく料理」。肉だけではなく、魚介も塊のまま焼いてみたりするなど、いい意味での遊びも感じられます。
ぜひおまかせで!
まったり&濃厚なオランデーズソースを使用した「舌平目のボンファン」。 |
鮟鱇の皮、肝、内臓をトマトやサフランと一緒に煮込んだ「鮟鱇のビスカイヤ風」。 |
今回は、2007年3月14日(2周年記念日)に食べた物をご紹介しようと思います。
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