生命保険の見直し/ライフスタイル別 生命保険見直し事例

離婚してシングルマザーになったら保険はどうする?

離婚または未婚で出産してシングルマザーになった場合、母親の死亡保障の必要性は父親並みになります。どうしてなのか、そして、どう見直せばいいかを知っておきましょう。

執筆者:小川 千尋

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シングルマザーに必要な保険とは

父親並みの死亡保障が必要に!

父親並みの死亡保障が必要に!

シングルマザーになったら、母親に万一のことがあっても子どもたちが生活費や学資で困らないように、死亡保障をきちんと確保する必要があります。

ただ、考え方はシングルマザーになった理由で違ってきます。その理由とは、大きく「死別」と「離婚または未婚で出産」に分かれます。ここでは、「離婚または未婚で出産(以下、生別)」のケースを考えてみます。

一家の大黒柱として責任が重くなる

死別でシングルマザーになった人と、生別でシングルマザーになった人では、家計の構造が大きく異なります。その相違点は、収入の内容です。

生別のシングルマザーは、子どもの父親が亡くなったわけではないので、遺族年金はもらえません。死亡保険金というまとまったお金も受け取っていないでしょう。

子どもの父親から、遺族年金に匹敵するかそれ以上の養育費・生活費をもらえる、死亡保険金に匹敵するくらいの慰謝料・財産分与として一時金または不動産などをもらえれば話は別ですが、こんな恵まれた人はまれでしょう。ですから、ほとんどのシングルマザーは、父親からの養育費と子どもに関する国からの手当など、自分の収入で家計を支えていくことになります。

つまり、一家の大黒柱としての責任の重さは、幼児のいる父親と同程度と考えるべきということ。したがって、父親並みの死亡保障を確保する必要があります。

死亡保障を3000万円程度は備えておきたい

目安額は、職業(会社員か自営・自由業か)と住まいの形態(持ち家か賃貸か)で異なりますが、3000万円程度は準備しておきましょう。

カバーする保障期間は、末の子どもが独立するまで。その期間は、高校を卒業する18歳まで、成人する20歳まで、大学を卒業する22歳まで、余裕をみて25歳くらいまでなど、あなたの考え次第でどれでもかまいません。ただ、保障期間を長くすると、保険料は自ずと高くなるので、18歳か20歳でいいと割り切ることも必要です。

具体的な見直し事例は次ページで
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