里帰り出産のメリット・デメリットは?
特にはじめての出産なら、里帰りできると安心かもしれません
出産経験のある実母が側にいてくれるというメリットはありますが、もちろん、夫ともよく相談して、里帰り出産するかどうかを決めることが大切です。
里帰り出産しなくても、実母に来てもらう、夫が短期間でも育児休暇を取る、産褥ヘルパーさんなどを頼むなどで、産後を乗り切る方法もあります。
里帰り出産の前に準備しておきたいこと
里帰り出産するときに、どんな準備が必要なのでしょうか。●出産できる産婦人科などがあるかを確認
実母の時代に出産を扱っていても、最近は扱っていないなどのケースもありますから、里帰り先が遠い場合には、実母にも情報を集めてもらったり、もちろん自分でも確認しておきましょう。
特に、産院ごとに、医師の方針などが違うケースもあります。出産の方法についての希望があれば、それも合わせて確認しておくことが大切です。
●かかりつけ医に伝える
里帰り出産の意向がある場合には、早めにかかりつけ医に伝えておきましょう。医師が、紹介状を書いて、それまでの妊娠経過を、里帰り先の産院の医師に伝えてくれるはずです。
●里帰りする時期を決める
時期は妊娠9カ月頃が目安とされていますが、赤ちゃんが早く生まることもありますから、妊娠34~35週頃がメドと言われています。
もちろん妊婦さん自身の体調が最優先。かかりつけの産科医や助産師さんとも、里帰りのタイミングを相談しましょう。
あまりギリギリになってからの移動は、妊婦さんの身体に負担がありますが、あまり早くから里帰りしてしまうと、夫と別々の生活する期間が長くなると、一緒に出産に向かう気持ちや、出産後の赤ちゃんの様子が伝わりにくくなり、夫がなかなか親としての実感を持ちにくくなるということも考えられます。
●転院先の病院への健診予約と出産予約
転院する病院にいつ頃里帰りして、いつ頃健診に行くのか、出産の希望も伝えておきましょう。
里帰り後の健診の回数が少なくなりますから、転院先の医師や、助産師さんとは、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
里帰り出産のメリット
里帰り出産のメリットは何と言っても、先輩ママである実母がいるということ。陣痛が始まり、病院に行くタイミングの見極めや、出産後の赤ちゃんのお世話の仕方など、心強いことがたくさんあります。また、産後、体調が戻りきらないときに家事をしてくれる人がいるということも助かります。
ただし、あまり親に甘えすぎていると、自宅に帰ってきてからが大変になります。自宅に戻ったときの生活をイメージしながら、少しずつ家事も手伝うようにしましょう。
里帰り出産のデメリット
里帰り出産のデメリットは、夫と離れて暮らすこと。距離が離れると、赤ちゃんが生まれるという臨場感を感じにくくなったり、誕生後赤ちゃんは日々成長するので、それを実感できないため、父親としての意識が芽生えにくいということもあります。なるべく連絡を密にし、赤ちゃんの日々の写真を送るなど、細やかなコミュニケーションを取るように心がけましょう。