様々な所で打ち上げ花火が見られる季節になりました。ある資料によれば一年間に全国で約7,000ヶ所もの所で打ち上げが行われているとのことです。最近は夏だけの風物詩ではなく、イベントのオープニングやテーマパークなどにも使われることも多く、時期も広がりつつあるように思えます。
しかし、7月から8月はトップシーズン!隅田川花火大会に代表される大花火大会が、全国津々浦々にて開催されています。世界で最も精巧で美しいと言われている日本の打ち上げ花火について、見て楽しむだけでなく、知的にも楽しんでみませんか!
「ヒュー、ドーン!」「わぁーきれい!」「今のはすごく大きいね!」「をを!すげぇ~。」
大きな二尺玉や三尺玉、柳の連発など思わず歓喜の声が出てしまいます。ではこれをもう少し通ぶって言うために、少し専門用語を使ってみるとどうでしょう!?「今の消え口なんて最高だね!」なんて言うと、周りの人の見る目が変わるかも!
打ち上げ方法(用語)
●単発打ち、単打
一玉づつ打ち上げる方法。七寸以上の大玉は一つづつ上げます。
●早打ち
一本の筒へ順次投げ込んで連続的に30発ぐらいまで打ち上げる方法。日本独特の打ち上げ方で、玉を準備する人、渡す人、打ち上げる人と3人ぐらいの連携作業が必要です。筒口から投げ入れた瞬間打ち上がる為、打ち上げ作業者は熟練を要します。
●連発
数十から数百の筒を並べ、それに速火線という速い導火線を使って、同時もしくは順次打ち上げる方法。通常はスターマイン(連射連発花火)と呼ばれ、現在の打ち上げ花火の主役です。
●対打ち
二本の筒から同時に打ち上げ、二つを一つのごとく同時に開かせる打ち上げ方法。昔は二人の点火タイミングが大切でしたが、最近は電気点火で容易になっているようです。
菊や牡丹って聞いたことありませんか?花火の種類です。花火大会ではプログラムを配布しているところもありますので、見てみると面白いかもしれません。種類と打ち上げ方を知っているだけでもずいぶん分かります。
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