ケンカするほど仲が良い、とは言え……
普段は仲の良い恋人同士と言えども、ときにはケンカをすることもあるもの |
ケンカするほど仲がいい、とは言うものの、いつもいつもケンカしているカップルというのは、ちょっと問題です。お互いの精神状態にもよくありませんし、頻繁にいがみ合っていれば、いずれ別れるのも時間の問題でしょう。
恋人同士のケンカは大きく2つに分けられる
恋人同士のケンカは、意義のあるケンカと、意義のないケンカの2つに大きく分けることができます。意義のあるケンカとは、お互いの愛を深めるため、より良い関係を築くための前向きな衝突であるのに対し、意義のないケンカとは、ただ相手に怒りの感情をぶつけたいだけ、あるいは相手の主張を受け容れたくないだけ、後の二人の関係のことなど考慮していない衝突です。たとえば、恋人に自分の性格のある一部分を否定され、ケンカになったとしましょう。もちろん、自分が悪いと思わない場合は無理して謝る必要なんてありません。相手に理解してもらうため、主張することでケンカになったとしても、それは意義のあるケンカです。
ただし、否定されたこと自体に腹を立て、「だったら私なんかと別れて、もっといい相手を探せば!?」などと、突き放すようなセリフを叫んでしまった場合、これでは意義のないケンカになってしまいます。「雨降って地固まる」どころか、「雨降って恋流れる」ケンカでしかありません。
人間ですから、感情的になるのは当たり前、それが100%悪いことだとは思いません。いつも冷静に、理論的にケンカするなんて不可能ですし、感情的になるからこそ思いが伝わるということもあります。ただし、2人の関係にとってプラスになるようなケンカをするためには、必要な心構えというものがあります。それについては、次のページでご紹介しましょう。