どこから借りようか…
お金を借りようと思ったら、貸金業者より先に、生命保険の契約者貸付を検討するのも良いですよ。
お金が必要になったとき、借り先を選ぶにも迷いますね。総量規制の導入が近くなり、どこも借りにくい状態です。借りることはできたとしても、金利は10数%。以前よりは下がったとはいえ、長期にわたると金利の負担は大きいものです。
借り先の選択肢に、生命保険の「契約者貸付」も加えてみてください。金利は貸金業者に比べるとずっと低いのです。しかも、審査はありません。
契約者貸付を行っている保険はどのようなもの?
契約者貸付を利用できるのは、貯蓄性のある保険に契約している場合です。定期保険、医療保険のみですと残念ながら利用できないものがほとんどです。また、貯蓄性のある保険を契約していても、契約期間などにより、借りることができない場合もあります。契約した手のころなどは難しいでしょう。貸してもらえるお金は、契約している保険の解約返戻金の中から出されます。解約返戻金のおよそ8割(7~9割と保険会社より異なります)が貸付の限度額となります。
利息や借入期間は貸金業者とは違うの?
自分が契約している保険を元にお金を借りるといっても、貸付を受けるお金には利息がつきます。生命保険会社により設定は異なりますが、5%前後としているところが多いようです。これは契約した時期などによっても変わってきます。10%以上もの利息を払うよりはずっと有利ですね。貸付期間は特に定まってはいません。一括、分割など、いつでも返すことができます。万が一いつまでも返済できない、またはしない場合は、借りたお金とその利息が満期保険金や死亡保険金、解約返戻金などの支払いのときに相殺されます。ここも、貸金業者とはまったく違います。自分のお金の仲から借りるというメリットです。
入院給付金については、契約者貸付と相殺されず、そのまま支払われることも安心ですね。