傍から見ればなんの問題もないふたり。結婚していてもおかしくない年齢なのに、どうして結婚しないの? |
世間的にはいい大人で、バツナシで、現在進行形の恋愛しているにも関わらず、いまいち結婚熱が高まらない。結婚と言う道を選べない。そういう大人の男女は私の周囲にも多いし、有名人にもいる。
「恋愛をし続けたい」「結婚に対する憧れがない」
たとえば、ロンドンブーツの田村淳。芸能界随一のモテ男とも言われる彼は、常に恋をしているものの、「結婚にはあまり興味がない」といたるところで公言している。いわく、結婚という制度を取り入れることで、お互いが安心してしまう。その結果、ふたりの愛が腐ったり、形を変えてしまうのがのが嫌なのだと言う。「いつまでも“恋愛”していたいから、結婚したくない」と。一理ある。女優の鈴木砂羽は37歳。大抵いつも恋人はいるし、人並みに結婚願望もあるけれど、「具体的に結婚したい、結婚しよう」と思ったことはないのだと、某テレビ番組で語っていた。その心はシンプルに、「これまで、結婚したいと思える男性がいなかった」から。その時々の恋人はもちろん好きだし、きちんとお付き合いしている。けれど、結婚となるとピンと来ない、と。
同じ女性としてすごーく分かるなと思った。いや、女性に限らず、男性にだって大いにありそうだ。不真面目な恋愛をしているつもりもないのに、そういうことはたしかにある。恋人のことは好きでも、一生をともにするというイメージはわかなくて、結婚に踏み出せないのだ。そのイメージを超えるほど、ギャップを埋めるほどの結婚願望が強ければ、また別かもしれないけれど――。
周囲の「恋人はいても結婚しない」人々にも、その理由を聞いてみると、さまざまな答えが返ってきた。