社会人になると、恋愛が遠のいて行く理由
仕事を頑張るほど、いつのまにか、恋愛が遠のいている。その理由が暗闇では分かる。写真はアテンドのみなさんと。 |
「仕事に追われているっていうのもあるし、社会で年齢や経験を重ねると、男は肩書とか立ち場があって恋愛しづらいっていうのはある。いいなって思う子がいても声かけられない」。
その言葉に、うなづく他のメンバーたち。
一方、女子メンバーのB子ちゃん(31歳)は清楚な美人で守ってあげたい&お嫁さんにしたいタイプ。だけど、数年間、彼氏がいないと言う。
「好きな人が出来ても、デートが続かないんです。その人にどう思われるか気にしすぎて言いたいことが言えないからかなぁ。男の人に30歳っていう自分の年齢も言えない」
彼女の言葉に、実業家のCくんが「暗闇の中では素直で可愛かったのに、たしかに外に出てきたら素直に自分のこと話してくれないよね」と突っ込んでいた。言いたいことが上手く言えないのは、愛されたい女性ならではの悩みだけれど……。
B子ちゃんに限らない。暗闇から出てきて数時間、みんなの顔が暗闇の中に時とは微妙に違っていることに気付いた。
明るい場所に戻って、みんな社会人としての顔に取り戻していた。
たとえば、前述のAくんは、暗闇の中では素朴で癒し系の男の子といった印象だったけれど、地上では、テキパキと場を引っ張るデキる男! D子ちゃんは、暗闇の中では甘えん坊な末っ子キャラだったけれど、地上では、バリバリのキャリアでアネゴな風情だったりした。たぶん、私にだってそういうギャップはあったのかも。
みんな、日常生活においては、社会人として理性的な顔を作っていたり、社会の中で生きるうちに無意識のうちにさまざまな情報や思い込みに捕らわれている。まったく悪いことではないけれど、恋愛においては、それが素直に人を好きになる気持ちに歯止めをかけることもある。暗闇の中での顔と地上の顔、子供の顔と大人の顔、プライベートな顔と社会人の顔……
その時々、どっちの顔も必要だけど、AくんもB子ちゃんもD子ちゃんも、そして私も、いつも社会人顔でいたら恋愛モードにはなりにくい。
社会人仮面に覆われて、鈍った恋愛力の呼び覚ますにはどうすればいい?