性はたくさんいる。
元カレというぬるま湯
気が付くと、元カレの足跡や近況を検索してしまったり……。現在に集中できていない証拠です |
“元彼”という都合がよくて、そこそこ居心地もいい“ぬるま湯”にひたっているうちは、ハングリー精神はわかないし、恋のアンテナも鈍ってしまうのだろうと思う。
その証拠に、男友だち数人にA子を紹介したことがあるけれど、彼らはそろって、「あの子、切れていない男がいそう」だと言っていた。
もちろん、私からは何も言っていない。男って単純なようでいて、“過去にワケアリな女”に敏感なものだと気づかされた。
それは、他のパターンの“ワケアリ女”も同じこと。
元カレの怨念!?
B子は、2年前、長年の恋人とぐちゃぐちゃな別れを経験した。ほぼ自分の一方的な都合(心変わり)により、もう二度と会えないくらい彼を手ひどく振ったのだ。彼女は自己嫌悪をひた隠しにしつつ、人前では「仕方ないよね」と吹っ切れた顔をしていた。しばらくして、心変わりした相手と付き合い始めたものの、すぐに別れてしまった。その後もまたすぐに恋人ができたけれど、やっぱり、いまいち上手くいかない……。
これまでは、一度付き合えば長かったのに、なぜ恋愛が続かなくなったのか。
その理由がB子も周囲の友人たちもずっと分からないでいた。けれど、ある日、B子は気づいた。元彼のことを夢に見たのだ。夢の詳しい内容は割愛するけれど、傷ついた彼に恨まれているんじゃないかと恐れている、自分の深層心理に気づかされたのだ。
B子は、自分の想像をはるかに超えて、元彼に対して、ぐちゃぐちゃに壊してしまった恋に対して、罪悪感を抱いていて、その罪悪感が新たな恋を間接的に阻んでいたのだ。
また、まったく異なるケースもある。