数年前、恋愛活動中の男友だちに協力して、お互いの知人・友人を誘ってみんなでよく遊んでいた頃のこと。食事会、バーベキュー、花火大会と、何度かみんなで会った後、男友だちは言いにくそうにつぶやいた。
女には分からない、男心を傷付けるユーモア
鋭く賢い女友だちとの会話は楽しいけれど、そのノリをそのまま男友だちとの関係には持ち込まないこと! |
「何で?」と聞くと、男友だちは意を決したように理由を話してくれた。
「まず、ツッコミがきついんだよね。たしかにA子さんはすっごい頭が良くて面白いけど、男たちの言ったギャグとか会話にいちいちダメ出しするでしょう? あれって、笑いをとってるつもりかもしれないけど、男はすっごい傷つくし、落ちるんだよ」
たしかに思い当るフシがあった。酔っ払って、つまらない一発ギャグを連発していたとある男子に、女子全員が内心ツッコミを入れていた。けれど、それを「しょうもな!」とハッキリ突っ込んだのは、A子だった。あれは、A子なりの優しさでもあったと思っていた。
プライドは表に出すべからず
「それに、プライド高いでしょう? 合コンではないといえ、ああいう場に顔を出しながら、『あたしは(恋愛)困ってませんから』みたいな、どこか冷めた態度ってさ、全体のムードを白けさせる。他の男女がいい感じになっていても、何かあの冷めた目で見られていると壊れちゃいそうじゃん」これまた思い当る場面がいくつか蘇ってきた。A子は決して感じは悪くないと思うけど、優秀な人だけにプライドは高い。恋愛方面では特別モテるわけじゃないから、ああいう態度になっちゃうのかもしれないな。そういえば、男子たちと別れた後の、女子のお茶(いわゆる反省会)では、A子が男子たちに辛口のツッコミを入れていたことも何度かあった。
「あの男子って、たいした恋愛していないよね」とか、「マザコンって感じ」などなど。さほど、悪気のない言い方に、女子みんなで大笑いしていたけれど、何となく彼らと恋愛する気がそがれたような気がしていた。
たしかに、A子の存在は、無意識とは言え、恋を遠ざける毒になる。
毒になる女友だちの特徴って?