西新井大師の参道で見つけた指輪のすごい効用
西新井大師の参道を入ってすぐの露天商。毎月4のつく日は、巣鴨に出張しているそうです。 |
数ヶ月前に、知り合いのデザイナーさんに「とにかく、そこに行くと一年以内に彼氏ができたり、いまいち深まらない彼との仲が深まるらしい」と聞いた。
それから1カ月後、デザイナーさんは、腐れ縁の彼とめでたく結婚を決め、一緒に行ったデザイナーさんの友だちは、彼氏もゲットしたのだという。
その後、美容編集者さんのブログやファッション誌のサイトで紹介されていたのを横目に見つつ、やり過ごしていたのだが……。
つい先日、またも女子飲みの席で「西新井大師の指輪」の話が出た。長年の腐れ縁の彼と別れ、かなり深手の恋愛の傷を負い、「次の恋がしたいけど、飛び込みきれない!」と語っていた30代半ばの女子が指輪を身につけて、3カ月で“いい感じの男子”ができたのだという。
どんな男子と出会っても、心が動かなかったあの子が! 仕事がノリまくっているし、30代半ばだし、次はしばらくないだろうと思っていたのに! 聞けば、一緒にいった友だちも、恋愛運が好転しているとのこと。
周囲の恋愛砂漠&恋愛旅人(いずれも、恋愛難民)な30女たちを誘って、行ってみることに。東京都内から、約1時間かけて降りた西新井大師そばの大師駅は、のんびりとした空気。そこから、歩いてすぐ、参道のほぼ入り口の露天商に、噂のお坊さまはいた。
吸いよせられるようにお坊様に近づくと、お互い無言のまま、左手をとられ、水晶玉の上に置かれた。その私の手に手を重ねる、お坊さま。「願いごとと干支を聞かれる」とのウワサだったのだが、干支を尋ねられただけ。不思議に思っていると、短い祈祷の後、お坊さまはシルバーの指輪を選んで私の指にはめて、お守りを薄紙に包んで渡してくれた。