30女の賞味期限とは?
恋愛はいくつになってもできるものと信じたいけれど、女には賞味期限がある? |
「ねぇ。どうしよう! ここ数日、私の子宮が叫んでいるよ。『もう、最後の列車が出発しますよ~!』って子宮が連呼している……」
子宮がさ・け・ん・で・る?
「子宮がうずくのよ」とか、「子宮に聞いてみるわ」とか、メロドラマか小説で聞いたことがあるセリフのような気もするけれど……。それって一体、どういう状態?
M子いわく、それは、「そろそろ、本格的に女を下りはじめますから、その前に子供を産んでくださーい!」という子宮からの切なるお願いなのだという。
ちなみに、M子は子供が大嫌いだし、一度も欲しいと思ったことがないという。自立して優雅に生活しているし、ひとりでいるのが大好きな、いわゆる恋愛必要度の低い女。
だから、出産どころか、結婚も老後の不安にさいなまれるまでは興味ないと明言していたのだけれど……。メスの動物的本能として、「今、産まないともう間に合わないよ」と体が知らせてくれたのだ。
同世代として、聞き逃せない話。思わず、自分の下腹部をなでてみる。
恋愛は、いくつになってもできるもの。もう恋なんてできないかもしれないという不安に駆られた30歳前後を乗り越えて、自分の心身と感性さえ鈍らなければ、恋はいつでもついてくるという普遍的な事実にたどりついた。世間がなんと言おうとも、ラブジェネレーションの平均年齢がいくつであろうとも、恋愛は自分次第。
でも、子供を産むことを基準に考えれば、女の体には賞味期限がある。
そんなコトは、20歳を過ぎた頃から分かりきっていたことだし、頭のスミっこで考え続けていたこと。だけど、30過ぎて仕事がノッてくるにつれ、恋愛が楽しめるようになってくるにつれ、目をつぶって忘れたフリをしていたのかもしれない。
次のページでは、今、30女が考えておくべきことについて。