危ない橋を渡らないと得られないものもある
30女にとって別れを決めることは、一世一代の大勝負? こわいけど、勝負しないと……。 |
まずは、別れたいと思いつつも、なぜ、別れられないのか--。自分の本音を見つめてみること。
時間が経てば経つほど、自分の中にある負の感情をのぞくのが怖くなる。
その気持ちはよくわかる。だけど、一度自分の本音を見つめてみることが必要だ。本音から逃げつづけても、決してそれは消えてなくならない。追いかけられつづけ、いつか追い詰められてしまう。感情はナマモノだから、1度腐りはじめたら、腐った部分を切り取るなり、腐った理由を考えるなり、何らかの処置しないと腐りつづけてしまう。腐り切る前に、向き合うこと。
彼と自分が恋が腐った後に生まれた情愛でつながっているなら、もう少し踏ん張ってみる意義もあるけれど、相手への愛情よりも、「1人になるのがコワイ」という恐れによる執着心でつながっている場合、確実にその恋愛は腐り切って、幸せを逃す枷になる。
女にとって恋愛の別れを決めるって、渓谷の揺れる橋をわたる様な感じ。絶対、渡らなきゃいけない義務もないから、怖がって渡らない女子は多い。絶対、落ちないとは限らないけれど、渡らないと見えない景色もあるし、絶対に進めない道もある。
不倫にしろ、不毛な同棲にしろ、「次の男ができたら、腐れ縁を絶ちきるもん」という人も多いけれど、ハンパな乗り換え作戦ですんなり幸せになれた女子をいまだかつて見たことがない。「一応、男がいる」という安心感から怠惰になるし、たとえ、引き寄せても腐れ縁男と似た様な男、不倫男や、フマジメな男しか寄りつかない場合が多い。
要らないものは捨てないと、新たなものは入れられないのと同じこと。腐った関係はきっぱりと捨てて、心身にクリーンなスペースを作ってこそ、新しい恋愛は入りこむ。
でも、なかなか捨てる勇気がない。捨てるにはどうしたらいいのだろう?
次のページでは、その方法について考えます。