美味しい生活、美味しい恋愛
エネルギー量が豊富なら、年下男との恋愛は絶対に美味しい! |
「そんなの3カ月も続かないよ!」とツッコミつつも、一瞬でも、そういう気分を味わえることがどれほど至福なことかもわかる。恋愛に慣れ過ぎてない、人生に疲れていない……年下男の感性のやわらかさや、ロマンティシズムや、純粋さがあってこそ、めまいがするほどの胸の高鳴りや恋の醍醐味も味わえるというもの。
恋愛経験が豊富であろうとなかろうと、「今はまだ恋に溺れたい」と心のそこで思っているエネルギッシュな30女にとっては、くたびれかけた同世代&年上より断然相性がいい男が多い。
エネルギーのある年下くんは、仕事や将来にについて語り合うのも楽しい。一緒にいてどんどん細胞が活性化していくような快感が味わえる。
さらに、最大のメリットは、価値観が固定化されていないこと。そもそも年上の女と付き合える男って、女は三歩下がるべし!みたいな、「世間的な価値基準」に捕らわれていない場合が多い。だから、対等に付き合えるし、女の人生に対する許容範囲も広い。
女が働くのが当たり前の時代とはいえ、根っこには、旧い価値観を刷り込まれている男が大半。だけど、今、20代前半(=母親が40代後半~)くらいの人は働く母を普通に見ている人が多いから、「がんばってる女の人をいたわろう」という思いやりを普通にもっていたりする。ほんの10歳違いでも、けっこう、この差は大きいなと思う。
一見、パートナーが働くことに賛成でも、あくまでも、主人目線で「働かせてやってる。労ってやってる」と思う男と、「働く女子ってステキ、一緒にがんばって楽しもう!」という男とはまったく違うってこと、30女なら痛いほどわかるはずだ。
ただし、長所と短所、メリットとデメリットはいつも表裏一体なもの。
「働く女が大好き!」という年下くんの心の底には、自分が「ラクしたいし、贅沢したいから、女も働いて!」と身勝手さもぬぐえない。女としては、あからさまな依存が見えると、ショックだったりするけど。まぁ、多少の依存願望&身勝手さがあるのはお互いさま。ヒモ願望がなく、真摯に働いていて、「いざとなったら、彼女を守るぞ」と思う気概がある男子ならば十分なのかもしれない。
感性がやわらかく、価値観がさだまってない男は魅力的だけど、この先、どこに飛んでいくか分からないリスクも大きい。仕事も恋愛もたぶん、なかなか落ち着いてはくれないだろう。こっちの恋愛力や人間力が衰えれば、すぐに新たな恋愛に走っていってしまうのも現実だ。30歳で24歳の彼と付き合っていた頃、彼の女友だち(18歳)に会って、しみじみ思った。彼は、私とも付き合えるけど、18歳の女の子とも恋愛できるんだな、と。
女だって年齢を重ねて経験でしか得られないものもいっぱいあるし、内面的な充実度でいったら自己ベストは年々更新できるもの。でもね、18歳の肌と闘うのはツライですよ!(ま、闘う必要は皆無だけど、同じ土俵に並べられてしまうのは事実だもの)。怖くないなんて言いきれない。彼を想いながら女を磨くのは楽しいけれど、永遠に女磨きを続けなければ恋愛を失うっていうのは過酷な現実だ。
彼自身が不安定で不確定だからこそ、疲れた時も、甘えられるとは限らないし。
デメリットもふまえて年下男と付き合うにはどうしたらいいんだろう? その方策は、次のページで考えます。