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日比谷高校(3ページ目)

教育の理想として、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間を育成し、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざすことを掲げる日比谷高校。名門復活をかけ、公立進学校としてさまざまな教育改革を推進している。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

 

都立日比谷高校の入試傾向(入試日以外は2009年度データ)

募集人員は317名(男子166名・女子151名)。推薦入試の募集人数は定員の2割(男子33名・女子30名)。選抜は面接(170点)、調査書(450点)、小論文(540字~600字・50分/100点)。面接は約25分、受検者と面接官各3名の集団面接。事前提出のPRカード、調査書と、学校側が示す「本校の期待する生徒の姿」の内容を照らし合わせながら面接する。推薦の応募資格として中学の成績基準等は設けていないが、「教科学習に関連する分野で、英語検定準2級その他、同等の資格・能力を有すること」など、「望ましい」生徒の条件は示している。

学力検査の募集人数は定員の8割(男子133名・女子121名)。このうち9割を総合成績順位で選抜。残り1割(男子13名・女子12名)を特別選考として学力検査得点順位のみで選抜。特別選考は、総合成績順位で合格に至らなかった者のうちから選抜する。検査科目について、国・数・英(リスニング除く)は独自問題、社・理とリスニングは都立高共通問題。各教科50分、100点。

学校では例年、日比谷高を志望する中学3年生とその保護者を対象に、入試に関する個別相談会を開催。約20カ所のブースで教員が相談に応じている。

2010年度の推薦入試の応募倍率は男子4.21倍、女子4.17倍。学力検査(1次)の実質倍率は男子2.06倍、女子1.60倍。近年の都立志向や大学進学実績の向上から高倍率で推移している。日比谷高もさらに狭き門となりそう。特に男子の倍率が上昇している。

慶應義塾高(男子校)、慶應義塾女子高、早稲田高等学院(男子校)、豊島岡女子学園高、海城高(男子校)、青山学院高(共学)などの併願者が多い。

都立日比谷高校の学費

  • 入学料 5650円
  • 積立金 40000円
  • 生徒活動費 3000円
  • PTA会費 5400円   
  • 初年度納入金合計 54050円
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