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慶應義塾女子高校(2ページ目)

慶應義塾女子高校の教育方針は福沢諭吉の説いた「独立自尊」の精神を基調に、生徒を型にはめることなく個性を尊重し、一人ひとりのなかに眠る資質・能力を引き出すこと。宇宙をテーマとしたユニークな授業を展開も展開している。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド


宇宙をテーマとしたユニークな授業を展開

50分授業で6時限まで。附属大学での学びを前提として高度で幅広い教養教育を行い、大学の志望学部・学科選定へとつなげていく。高2・3の外国語の必修選択科目としてドイツ語、フランス語を設置。高2以降は多様な自由選択科目を設置。高2の自由選択科目として、国語では作文、話し方、語学では中国語が登場。

高3は現代文、古典、体育、リーディングなど数教科のみ必修。数学、理科をはじめ多くの教科が必修選択および自由選択科目となり、より自分の得意分野や大学での学びを意識した時間割となる。選択科目のなかには慶應義塾大学の教員による授業もある。

さらに、新しい教育の試みとして2004年から開始された「宇宙授業」がある。学期に1回程度、宇宙をテーマとしたユニークな授業を行っている。理科分野にとらわれずにテーマを設定。これまで「宇宙で活躍する女性たち」「宇宙開発の現状と宇宙法」、宇宙にちなんだ連詩をつくる「宇宙旅行と宇宙連詩」などのテーマで専門家を招いて講演会やワークショップを開催。講演者のアポイント取りなど、授業運営は生徒自身が手がけている。

慶應義塾女子高校の大学進学実績

原則として全員が慶應義塾大へ推薦され、大半が進学する。学部は本人の希望、成績などによって決定。2010年度卒業生の学部別推薦数は、文学部25名、経済学部50名、法学部50名、商学部22名、医学部5名、理工学部16名、環境情報学部1名、看護医療学部5名、薬学部9名。このほか、東京大、北里大(医)、順天堂大(医)、東京医科歯科大、東邦大学(医)、千葉大学(医)、桐朋学園(音)など。
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