世界性の豊かな人間の育成を掲げる、東京学芸大学附属高校
教育方針として、純真な気品の高い人間、大樹のように大きく伸びる自主的な人間、世界性の豊かな人間の育成を掲げる東京学芸大学附属高校
教育方針として、純真な気品の高い人間、大樹のように大きく伸びる自主的な人間、世界性の豊かな人間の育成を掲げる。大学進学に対応した授業は行わず、生徒の自主性を重んじ、自ら学ぶ力や協働の精神を培う学習を重視する。部活動も盛んで、ホッケー部、弓道部、ジャズ研究会などユニークな部活・サークルがある。数ある行事のなかでは辛夷(こぶし)祭(文化祭)が知られており、クラスごとに披露する高3の演劇が名物。囲碁部は全国大会入賞、陸上部は国体出場。校則も緩やかでのびのびとして風通しのよい校風で、活発・行動力があり、学習意欲の高い生徒に適した学校でもある。
全校生徒数1059名(男女比はほぼ1:1)。1学年8クラス。生徒のうち約2/3強は付属中学校からの内部進学生。残りを外部募集(09年度は86名)。
生徒自らが学ぶ指導を徹底
受け身の授業ではなく、生徒自らが学ぶよう指導を行っている。総合的な学力・資質を養う一環で、社会や理科の校外実習や実験・観察といった体験的な学習、レポート作成、話し合いや発表などを多く取り入れる。生徒の主体性を大切にし指示型の指導はしないが、授業は高校で学ぶ範囲にとらわれず高いレベルで行われるので、広く予習・復習していく必要あり。総合的な学習の時間は自主テーマにより調べ学習を行い、論文にまとめる。3年間を通してレポート作成が多く、書く力・考える力が鍛えられる。理科はすべての分野が必修。高1の英語は少人数授業を実施。日本人教員とネイティブ教員とのチームティーチングで行われる。高3は現代文、体育、リーディングが必修で、あとは進路に応じた選択科目となる。