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お母さんみたいな彼女? ママ役になってしまう女性

男性にとって母親みたいな彼女になっていませんか?付き合いはじめの頃は頼もしかった彼。いつしかあなたのポジションが彼女や妻ではなく”母親”に変貌したのには原因があるはず。どうして彼にとっての母親になってしまったのか、一緒に考えてみましょう。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

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母親みたいな彼女になってない? 

母親みたいな彼女になってない? 

「私あなたのママじゃない」というのは大昔に流行った歌謡曲の歌詞ですが、実際彼氏や夫に対し、そのように感じたことのある女性は多いのではないでしょうか。

「好きだから」彼の望むようにしようと思いつつ「なんで私ばかり尽くさなきゃいけないの?」というジレンマを感じていたら、いい関係は築けません。大きな息子のごとく甘える彼のママの役を押しつけられないためには、どうしたらいいのでしょう。
   

母親みたいになってしまう彼女、無意識にご主人様扱いを望む彼氏

「ごちそうさま」の感謝くらいして欲しいなぁ。料理するのだって大変なんだから。

「ごちそうさま」の感謝くらいして欲しいなぁ。料理するのだって大変なんだから。

かいがいしく尽くす妻と大黒柱の夫の図。そういうご両親に育てられた彼は、パートナーとなる女性の前では特に、父親と同じように扱われることを望みます。同様の家庭環境で育った女性も、無意識に母親の振る舞いを再現してしまう傾向があります。

幼少時代から根付いた影響を、一朝一夕で改めることは難しいもの。自分たちが結婚して子供を持つ未来をイメージしたとき、今の状態が自然だと思えるのであれば、無理に変える必要はないかもしれません。
しかし「まだ夫婦でもないのに」と不満に思うならば、今日から心を鬼にして、彼の世話を焼くことをひとつずつやめてみましょう。意外と彼のほうは、やってもらえなくなったところで何とも思わないかも。
相手に不服と思われないためには、代わりとなる愛情表現をプラスすることを心がけて。代用なしに手を抜くだけでは、愛が冷めたと捉えられてもしかたがありません。
 

嫌われたくなくて尽くす奴隷、尽くされるのが当然だと思っている男性

決していい関係とは思えませんが、このような組み合わせのカップルは決して少なくありません。オレ様キャラな男性は、尽くしてくれそうな女性を本能で嗅ぎ分け引き寄せているのかも。

複数の女性が放っておかないようなモテる男性、ミュージシャンなどファンにちやほやされることに慣れてしまっている男性に対し、他の女性に心を奪われないために尽くすのは、歪んだ愛情表現です。
「嫌われたくないから」本当にそうでしょうか。彼はあなたがかいがいしく尽くさなければ、あなたのことを捨ててしまうような男なのでしょうか。イエスであれば、むしろそんな男には嫌われたほうがマシ。虚しく思わないためにも、世話を焼くのは尽くす価値のある男だけにしましょう。

彼だって子供ではありません。あなたがいくら甘やかそうと、別れた後はひとりでなんとかやっていけるはず。無理なら無理で、女性が放っておかない彼ならば、上手に甘えて次の彼女が面倒見てくれるはず。
 

矛盾した考えをリセットして母親みたいな彼女から脱却!

「はい、アーン」甘えん坊の彼は大きな息子みたい

「はい、アーン」甘えん坊の彼は大きな息子みたい

「こんなに尽くしているのに」と悩む背景には、ふたつの思いが混在しています。
ひとつは「私がされたらうれしいことをやってあげている」という善意。しかし残念ながら、現状甘えているような彼にとっては「楽できてラッキー」くらいの気持ちだけで、お返ししようとは夢にも思っていないかも。

もうひとつは、家事などがあまりにできない彼に「しょうがないな」あるいは「見てられない!貸して!」と代わりにやってしまうお節介。短気な人や多才なできる女性ほど、彼の未熟さにイラつき、つい手を差し伸べてしまいます。彼も彼で、彼女の能力に感心するばかり。改善する兆しもなく、いつまでも甘えてしまいます。

「彼ママ」になっている現状が不服ならば、まずはあなた自身の行動や愛情表現を見直すことから。その中で、彼から頼まれてやってあげていることはいくつありますか? おそらくひとつかふたつくらいではないかと思います。
実は、ほとんどの行動は、あなたの親切心が裏目に出た結果なのです。愛情の深さが災いして、親切にしすぎてしまったのです。

朝のモーニングコール、彼のぶんの家事など彼にしてあげている事柄は、彼にとっては苦手なこと。得意だったり自力でなんとかしようと思っているならば、してもらって当然と甘えたりはしないはず。
彼を未熟なまま甘やかしてしまったのは、他でもなくあなた自身。立場を変えたいと望むならば、あなた自身が変わるしかありません。

“ママ”にならないためには、逆の立場になること。つまり、彼をパパのように頼る“娘”になるのです。いきなりは難しくても、たとえば怪我や病気など物理的に「できない」タイミングをきっかけにすれば、自然にシフトできるのではないでしょうか。

もちろん、彼がひとつでも何かしてくれたときは、心から感謝の気持ちを伝えて。「してくれて当然」でないことは、あなたが一番わかっているはず。だって彼は“パパ”ではないのですから。


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