間違いを恐れずに話す

外国語でオーダーする時ってとても緊張しますよね。違うものが出てきちゃうこともしばしば……
先のシリーズ記事を読んでいただければ分かるように、夫を見ていて、いちばん感じたのは「間違いを恐れずに話す」ということでした。間違ってもなんでも、とにかく日本語を使って話すことをやめないのです。あれだけ私に笑われても(注:「思わず噴き出してしまった」という笑いです)、決してメゲることなく、話し続けているのには正直感服していました。

実は吹き出した後、「しまった、笑い過ぎたかな?」と思うことがよくあったのです。もし自分の英語がこんなに笑われたら、絶対にもう話したくなくなってしまうだろうなあ、と……。そして密かに、これがきっかけで日本語が嫌いになったらどうしよう?と、心配もしていたのでありました。

そんな心配をよそに、夫はその後も珍言・迷言を連発しつつ、勉強を続けて今日に至っているので、よかったなあと思うのでありますが……

恥ずかしいとは思わない

ある時、夫に聞いてみました。
「日本人は間違いを笑われると恥ずかしいと感じて、その後なかなかしゃべれなくなったりする人もいるんだけど、そんなふうには感じないの?」

すると、しばらく考えてから、このように答えてくれました。
スイスは母国語が複数なので、小さい時からいろいろな言語を勉強しなくてはならない。その時にもう何度も間違っているので、間違っても別に普通というか…、恥ずかしいとは思わない。

あぁそうか~と納得。私たちの英語学習を振り返ってみると、「間違ってはいけない」というのが大前提にありましたから、その時の感覚をまだどこかで引きずっているんでしょうね。授業で指されて間違ったりすると恥ずかしかったですし……。

まずはこの「恥ずかしい」という感覚を捨てることでしょう。先の日本人学生のように、我々は「6年間も勉強しているのにしゃべれない」という“恥ずかしさ”を、何となくどこかに持っているのですが、「母国語ではないし、日本語とは全然違う体系の言語なのだから」という多少の開き直りも必要です。間違って当たり前、くらいに思わないと……。どの外国語でもそうですけど、後から学んだ言語を全く間違わずに話すというのは、一部のスゴイ人を除いて、ほとんど不可能ですから……。

そのくらい開き直って、間違っても笑われても、とにかくどんどん話すことが、上達への第一歩です。

常にブツブツ言う

「日本語を勉強中」のシリーズ記事に時々出てきたのが、ブツブツ独り言を言っている夫の様子でした。ホントによくしゃべってましたね、1人で。これも日本語上達への早道だったと思います。

実際、声に出して読んだりするのは、語学の勉強法としては効率的でおすすめなのだそうです。読むという自分の意識と発声、同時にその声が耳から入ってくるので、二重に印象づけられ記憶に残るそうです。外国語を勉強中の方は、独り言作戦、試してみてください。


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