●“オトナの女性”を認めてくれる男たち

カナダに行ったばかりの頃、向こうで知り合った30代の日本人女性がこんなことを言っていました。
「日本の男性は、女性は若いほうがいいという価値観が強くて、キャリアを積んでいる女性に対してはだんだん引いていくでしょ? でも、こっちの男性は、女性のキャリアや人生経験を正当に評価してくれる。“オトナの女性”をそのまま認めてくれるって感じ。いちいち年齢を聞かないし」

う~ん、それは言えるかもしれない。たしかに日本では、若い女の子のほうがチヤホヤされているような気がしますよね。大学のサークルでは、先輩に可愛がられるのは1年生の時だけ。3・4年生ともなると、自分たちのことを自虐的に“オバサン”なんて言っちゃったり……。会社に入ったら入ったで「6月までに彼ができないと、もう社内では見つからない」なんていうジンクスがあったり……。
独身30代女性に対する偏見は、私もイヤというほど感じてきましたしね。

自分のキャリアについて話す場合、相手が日本人男性だと、たしかに“引いていく”のが分かることがあります。私なんか特にカタカナ職業なので、どんなに仕事の地味~な苦労話をしても、相手の頭の中で「この人はバリバリのキャリアウーマンだ~」というイメージだけが膨らんでいくのが見えてしまう……。

その点、カナダで出会った人たちは、(男女問わず)「すごい」と素直に感心してくれたり、応援してくれたり……。自分が今までやってきたことを、こうしてそのまま認められると、やっぱりうれしいですよね。それに、いくら話しても“自慢話”のように取られることはない。少なくとも相手が“引いていく”という現象は見られませんでした。

また欧米では、公の場では夫婦同伴が普通ですから、奥さんにも社交性や社会性が求められます。キャリアや社会経験のある奥さんが夫のステイタスとなることもあるのです。若くて可愛いほうがいい、という価値観だけではないということですね。

以上のようなことを考えると、今まで男性社会の中で働き、キャリアや技術を磨きつつ1人で頑張ってきた独身女性が、素直に自分を出しやすいのは外国人男性の前なのかも?(もちろん、日本人男性でも“オトナの女性”を尊重してくれる人はたくさんいますけど……)
あるいはペットのような、う~んと年下の男性か?
『きみはペット』の主人公スミレも、本当の自分を素直に出せてリラックスできるのは、モモと一緒にいる時でしたよね。

ただ、本質は見失わないでくださいね。
大事なことは、外国人男性にこだわることでも年下にこだわることでもなく、あなたが“素のままの自分”を出せる波長の合う人に出会えるか、ということなのですから。

<後編>では、夫へのミニ・インタビューも試みています。お楽しみに!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。