4月23日はビールの日

ビールの日」と呼ばれる日があること、知っていましたか? 4月23日が、その「地ビールの日/ビールの日」。ビール文化の土壌を肥沃にし、その芽を大きく育てていく一助となるよう、日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」によって1999年に定められました。365日の中からこの日が選ばれた理由は、「ビール純粋令」に由来します。

「ビール純粋令(Reinheitsgebot、ラインハイツゲボート)」

Original Reinheitsgebot
(写真提供: German Brewers Association e.V.)
「ビール純粋令」とは、1516年4月23日、現在のドイツ南部に位置していたバイエルン公国で発布されたビールに関する法令。質の悪いビールが横行していることを憂いたバイエルン候によって、ビールの品質を高めるため、ビールの醸造や販売に関して細かく定められました。

「ビール純粋令」について、最もよく知られ、語り継がれているのが、「ビール醸造には、大麦、ホップ、水以外の原料を使用しないものとする」というビールの原料に関する行(くだり)。この純粋令は、その後もドイツ・バイエルン地方で継承され続け、改正を重ね(16世紀半ばに酵母が追加される)、発布から500年が経とうとしている今も、ドイツでは大切に守られビール造りが行われています(EC統合により1987年に法的効力を失いました)。現代版の純粋令では、ラガー製法(下面発酵)では「大麦麦芽、ホップ、酵母、水のみ」と定められ、エール製法(上面発酵)では、例外として、小麦麦芽などの麦芽化した穀物や一部の糖分の使用が認められています(ドイツビール税法第9項)。

このビール純粋令にちなんで、ドイツでは1995年から4月23日を「ドイツビールの日(Tag des Deutschen Bieres、Day of the German beer)」とし、各地でビールイベントが行われているとのことです。

ビールの日、お気に入りのビールを飲もう!

(写真提供: German Brewers Association e.V.)

さて、ドイツのビール純粋令について簡単にご紹介しましたが、「原料を知って、ビール通になろう!」(ビールの原料について)にあるように、日本を含め、世界には、ビール純粋令にある基本原料のみを使って造られるビールから、多種多様な副原料を使って造られるビールまで、素晴らしいビールがたくさんあります。ビールは、その国の文化・お国事情や、造り手の個性を表しています。

今年もビールの日が近づいています。「今日はビールの日か~」と、ビールへの想いを馳せながら飲む一杯は格別なはず。一番美味しいビールは、自分が選んだ、今、目の前にあるビール。ビールの日はお気に入りのビールで乾杯!


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【参考サイト】
Bavarian Brewers Federation のウェブサイト(ドイツ語・英語)(ビール純粋令やバイエルン地方で作られているビールについて)
1516年のビール純粋令の英訳
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