赤、白、ロゼと、色によってワインの風味が全く異なるように、ビールも、発酵方法の違いによって、エール、ラガー、ランビックと、それぞれ香りや味わいがとても異なっています。食事や気分に合わせてワインを選ぶように、ビールも味や香りの違いを楽しんでみませんか。ビールの世界がもっともっと楽しくなりますよ!

ビールの味わいは3タイプ

左から、ランビック(ベルギー)、ウィンター・エール(英国)、黒ビール(アイルランド)、ホワイト・ビール(ベルギー)、ラガー(ドイツ)、スチーム・ビール(アメリカ)。選ぶのもビールの楽しみの1つ。
日本で広く親しまれているお馴染みのラガービール。でも、ラガータイプしか飲んだことがないとしたら、それは白ワインしか飲んだことがないのと同じようなもの。

ビールを造る過程に、原料に酵母を加えてアルコール発酵させる段階があります。この段階で使用する酵母の種類や、発酵方法の違いによって、エールラガーランビック、という異なるタイプのビールが出来上がります。この3タイプのビールの香りや味わいは、それぞれ大きく異なっています。

一般的に、ラガーは、飲みやすいマイルドな味わいと、喉越しの良さを特徴としています。エールは、マイルドなものから、深いコクのあるものや、パンチの効いたものまで、香りも味わいもそれぞれ個性的。ランビックは、独特の香りと強い酸味を特徴としたビールです。

一括りにされてしまいがちなビールですが、その風味は本当に多種多様なのです。

次ページでは、ラガー、エール、ランビックの3タイプの違いについて、発酵方法の点からご紹介します。