カフェ/神田神保町・馬喰町・新宿・飯田橋のカフェ

OnEdrop cafe(ワンドロップカフェ)…神田(2ページ目)

小伝馬町界隈の古ビルの一階、自動車整備工場だった空間に、広々としたカフェが誕生しました。殺風景な街角にあたたかな光。オーナーの故郷・新潟名物の「ジャンボ!油揚げ」はぜひお試しを。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

one drop cafeの店内写真
左:オーナーの故郷・新潟で親しまれているジャンボ油揚げ(プレーン750円。ねぎ味噌をはさむと950円)   右:ビールによく合う「里芋とひじきのコロッケ」

新潟のジャンボ油揚げは、ねぎ味噌で

シェフは小松さんと同郷のサトウトモミツさん。小松さんは新潟でトモミツさんの作るお料理に出会い、「家庭的で優しさのある味」を生みだす腕を見込んでOnE drop cafeのキッチンに起用しました。

ビールといっしょにさっそく注文してみたのが栃尾のジャンボ油揚げ、フルサイズ。ハーフサイズ(450円)も用意されています。+200円で中にねぎ味噌をはさんでいただきました。同様の金額で、明太チーズをトッピングというヴァリエーションも。

「新潟ではポピュラーですが、東京ではあまり知られていないんですよね。各地のそんなおいしいものを伝えたいと考えています」

長さ20cmの大きなおあげ。2人でシェアするには多めかしらと思ったのですが、ふっくらした食感とねぎ味噌のアクセントに箸はどんどん進み、あっという間に食べてしまいました。
one drop cafeの店内写真
芽キャベツと小エビのオーブン焼き(700円)。アンチョビの塩気で素材を楽しむ一皿。

もう一品、ぜひ試していただきたいのが「里芋とひじきのコロッケ」(750円、写真の一番上・右)。里芋の甘みが胡麻ソースの香ばしさとよく合って、こちらもビールに最高の取り合わせ。

メニューにムサカを発見すると、愛するウディ・アレンが映画で食べていたのを思い出して必ず注文する癖があるのですが、OnE drop cafeでも見つけました(850円・写真下)。地中海沿岸の国々ではおなじみの茄子のラザニアです。
one drop cafeの店内写真
茄子とひき肉がのったムサカに、いそいそとナイフを入れたところ。ワインにぴったりのおいしさ。

この日は、そのあとでワインを注文し、とろとろに柔らかく煮込まれた塩豚の旨みを味わう「塩豚と白いんげん豆のトマトソース煮」(1100円)と、本日のスペシャルから「芽キャベツと小エビのオーブン焼き アンチョビソース」(700円)を楽しみました。

しめくくりのコーヒーとともにいただいたのは、鹿児島の郷土菓子「ふくれ菓子」をベースに、オーガニック素材でつくったオリジナルスイーツ「FUKU+RE」(500円)。コーヒーは自家焙煎店「銀の豆」からつねに新鮮な焙煎したてが送られてくる豆を挽いて抽出されます。
one drop cafeの店内写真
塩豚と白いんげん豆のトマトソース煮(1100円)。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます