カフェ/目黒・中目黒・自由が丘のカフェ

中目黒LOUNGE(なかめぐろラウンジ)(3ページ目)

高架沿いの通称「居酒屋通り」に、カフェならではの愉しさに満ちた広々とした空間が誕生。吉祥寺の人気カフェを手がけてきたオーナーは「カフェは自分にとって少年のようなもの」と語ります。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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中目黒ラウンジの写真

カフェ=少年

エビサワさんにとって、手がけてきたカフェは少年のようなもの。愛情と手間をかけて育てないと、ぐれて非行に走ってしまうから、と。
「自分が生み出した以上、かっこいい大人に育てたいと思っています」

2001年にA.B.Cafe、2004年に202 Marketをオープンさせ、一貫してカフェは楽しいもの、自分はカフェで幸せになったと言いつづけてきたエビサワさん。8年間の歩みの中で大小の困難にぶつかってきたに違いないのですが、その苦労を尋ねてみると--

「トラブル? 配水管が壊れたとか、そんなことならいくらでもあります(笑) 困ったお客さまというのもいらっしゃいます。僕は他のお客さまに迷惑をかける人が大嫌いですから。カフェでは何をして楽しんでくださっても自由だけれど、他のお客さまのくつろぎを邪魔してはいけない。でも、それらのトラブルや面倒なことも全部含めて、カフェをすることが楽しいと思えるんです」

エビサワさんはカフェに出会ってハッピーになったし、カフェのほうも、エビサワさんに出会えてハッピーだったのです。このところメディアは世間の不景気感をことさら増長するような報道ばかりですが、「関係ないと思っています」ときっぱり。
訳知り顔で世を憂えてみせるかわりに、肝の据わった楽天家でいること。自分が本当に心地よいと感じられる場所をつくり、街の人々といっしょに楽しむこと。カフェを通してハッピーになる秘訣はそんな姿勢にありそうですね。

▼大理石のマテリアルも加わって

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