日本初のリビングフード・カフェ
日本最初のリビングフード専門レストランとして話題を集めるVeggie Paradise(ベジ・パラダイス)が代々木八幡に移転し、2008年11月、カフェとしてリニューアルオープンしました。
大きな窓から陽射しがふんだんに降り注ぐ店内は、冬のさなかでも小春日和。カフェの奥にはリビングフードやマクロビオティックのクッキングスクール、その横にはヨガ教室のスペースを併設しています。
今回の記事では、新陳代謝や血液の循環を促し、免疫力、自然治癒力を高めてくれるリビングフードを気負わずに楽しめるカフェについてご紹介します。
体をよみがえらせるリビングフード
そもそも、リビングフードとはなんでしょうか? 欧米の健康と美容に対する意識が高い人々の間で注目を集めているこの食事は、シンプルに言ってしまえば、たっぷりの野菜やフルーツを火を使わずに調理していただくこと。マクロビオティックの食事を続けてきた人々も、食生活の中にリビングフードを取り入れ始めています。
リビングフードの最大のポイントは酵素。生きものが命を維持するのに欠かせない酵素は、タンパク質からできており、腸内で食べ物を消化・分解するなどして私たちの健康を支える重要な役割を担っています。
私たちの体内には消化酵素や代謝酵素が備わっているのですが、食べ過ぎて消化酵素を使いすぎると、そのぶん代謝酵素に回される量が減ってしまいますから、新陳代謝がダウン!
そんなときは、食べものの中に含まれる食物酵素を積極的に体内にとり入れて、酵素のパワーを復活させたいもの。しかし、生きた食物酵素は46℃以上に加熱すると壊れてしまいます。
そのため、リビングフードは生の野菜、生のフルーツ、ナッツやドライフルーツ、海藻、そして発酵食品を火を使わずにおいしく料理することで、生きた酵素を体内に取り込む工夫をしているのです。
具体的にどんなお料理がいただけるのか、Cafe ALIVEのオーナーであり、『リビングフードをはじめましょう』(リヨン社)、『キャベツ酵素ダイエット』(青春出版社)などの著書のあるいとうゆきさんにお話をうかがいました。