オールドビーンズはネルドリップで
羽當のコーヒーは大きく2種類に分けられます。
【ペーパードリップで抽出されるコーヒー】(写真上右)
○羽當オリジナルブレンド
○ブラジル、マンデリンなどのストレートコーヒー各種
これらは新宿の山下コーヒーの豆を使用しています。
【ネルドリップで抽出されるコーヒー】(写真上左)
○「五番町」
○「楡(ニレ)」
この2種類はコクテール堂の豆を使用。生豆を3年間ねかせたオールドビーンズを深煎りにローストしています。コクと豊かな苦みと甘みをひきだせるようネルで点滴しながら15分間かけてドリップし、小さめのデミタスカップに注ぎます。
この日は定番の「炭火煎羽當オリジナル」(800円)をドリップしていただきました。30gという一般的な量のほぼ倍にあたる豆を粗めに挽いて、メリタ式でドリップ。 「私にとってコーヒーの魅力は、淹れているときの粉がどんどん膨らんでいく姿。コーヒーの豊かな生命力を感じます」 と田口さん。お客さまがそのコーヒーをひとくち飲んで、ほっとした表情になるのが何よりの喜びだといいます。 「カウンターで一杯ずつ抽出しますから、お客さまからも、いま、自分のためのコーヒーが丁寧に淹れられているというのがご覧いただけますよね。コーヒーにこめた気持ちを受け止めていただけたら嬉しいですね」 |
サーバーに滴り落ちていく、風味豊かな琥珀色のコーヒー。この日はロイヤルコペンハーゲンの名高いデンマークの植物をモティーフにしたシリーズ「フローラ・ダニカ」の、繊細な菫が描かれたカップに注いでいただきました。(ちなみに1客20万円ほど…)