カフェ/吉祥寺・荻窪・国分寺・青梅のカフェ

青梅「夏への扉」でカレーと珈琲を愉しむ

陸橋のたもとに建つ一軒家で、喫茶店カレーの名作と珈琲を味わっていると、窓下をオレンジの帯の電車が通り過ぎていきます。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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「夏への扉」は線路を見下ろす一軒家

「夏への扉」は線路を見下ろす一軒家

喫茶店カレーの名作を味わう

「夏への扉」は二階建ての一軒家を改装して1990年に開かれた喫茶店。名物は通り過ぎるJR青梅線の車両が見える窓辺と、スパイスがほどよく効いた野菜カレーです。

カレーの充実した旨みの土台は、まず8キロもの玉ネギが半量の4キロになるまで2日間かけてじっくり煮込み、玉ネギの自然な甘さを最大限に引き出しすこと。

「ここで急いでは甘みが出ないんですよ」とオーナーの山田勝一さん。
季節ごとにさまざまな野菜が加わるカレー

季節ごとにさまざまな野菜が加わるカレー


アクセントはガラムマサラやコリアンダー。お客さまから注文を受けるつど、季節の野菜を炒めて具材に加えて提供します。

この一皿を忘れられない味にしているのは、カレーを支える玄米ごはんのおいしさ。ふっくら、もっちりした噛みごたえと豊かな風味は、合鴨農法をおこなう秋田の小野自然農園から直接購入している無農薬の天日干し玄米のたまもの。

オーナーにうかがったお話は次ページでご紹介します。

shop data

夏への扉(なつへのとびら)
【住所】東京都青梅市住江町16
【TEL】0428-24-4721
【OPEN】10:00~18:00
【COLSE】火
【MAP】Yahoo!地図情報
【最寄り駅】JR「青梅」駅より徒歩5分
緑に包まれた窓枠や金具にも、昭和の面影

緑に包まれた窓枠や金具にも、昭和の面影

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